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鍋山町の寶蓮寺 [堂々巡り]

今回は栃木市鍋山町の寶蓮寺を訪れます。
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明治35年ごろから昭和35年ごろまで栃木駅から鍋山の石灰工場まで「鍋山人車鉄道」が通っていた。
その為に新たに開けたのが旧県道32号線(栃木粕尾線)通称鍋山街道である。
元、私の家はこの街道沿いに有り、その道の北の奥に鍋をかぶせたように見える山が三峰山(海抜605m)で、見た目のまま「鍋山」と呼ばれたのだと思いました。
でも、最近地元ではこの山の事を「象山」と呼んでいる事を知りました。今、この「寶蓮寺」の前の道から見える「三峰山」を見ると、まさに「象」の形に見えるから不思議です。
また、このお寺の前を通る山際の道こそが江戸時代の古鍋山街道ではないかと考えます。
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門前に有る「寶蓮寺略誌」によると今から約1200年前、勝道上人によって創建されたと伝えられている古寺です。15世昭存の代には、「星明院」「威徳院」「普門院」「龍華寺」「宝光院」「南秀坊」「西福院」「勝蔵寺」など十数か所の末寺を持ち、院家を兼帯していましたが、享和2年(1802)全山焼失して、高台に有った観音堂のみ残ったとの事です。
私が1969年に訪れた時は観音堂の屋根は亜鉛板葺きでした。平成八年に銅板の屋根に葺き替えたと「略誌」に書かれております。
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観音堂の脇に「釈迦遊行仏」(タイ、スコータイ仏)の像が有ります。
私は2008年5月にタイ王国スコータイ県を観光して回りました。そして同じような遊行僧のレリーフ等を見てきました。タイは国民の殆んどが敬けんな仏教徒です。早朝街中には多くの修行僧達が托鉢をしているのを見かけることが出来ます。スコータイ県には世界遺産の「スコータイ遺跡公園」が有ります。私が行った時は残念ながら旅行中ずっと小雨が降っていて、ゆっくりと鑑賞することが出来ませんでした。
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スコータイ県は首都バンコクから北に400km程の所で、片田舎の落ち着いた町と言う印象が残っています。
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