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栃木市藤岡町富吉の感應寺 [堂々巡り]

今回は、栃木市藤岡町富吉の感應寺を訪れます。
感應寺の有る富吉の場所を説明するのは、少し厄介かも知れません。愛用の「栃木市」の地図を広げてみると、藤岡町の北東部部屋地区で、東側は藤岡町蛭沼と大平町伯仲に接し、北側は岩舟町静戸に、西側は藤岡町中根に接しています。
昔は、下野国都賀郡富吉村と言い、村の中央を北から南に小河川の静戸川が流れ、両側に田畑が広がっています。静戸川に富吉橋が有り、東に行くと直ぐY字路。真ん中に庚申塔が建っている。西に行くと登り坂、少し広い通りに突き当たる。
富吉橋1.jpg富吉橋0.jpg
(富吉橋より静戸川の上流方向を望む)      (富吉橋東方に建つ庚申塔)
この広い道路は国道50号線(岩舟小山バイパス)の鎧ヶ淵交差点と渡良瀬遊水地の北側を通る県道50号線(藤岡乙女線)を南北に繋ぐ道路で、富吉を縦断しています。
先ほど富吉橋から来て突き当たった場所はそのほぼ中間点に当たります。この北東側に目的の「感應寺」が有ります。
感応寺略図.jpg
国道50号線鎧ヶ淵交差点から1.3kmほど南下してくると左手木々の間から朱塗りの堂宇が見えてます。
お堂の裏手、道路際に歴代住職の墓と思しき古く苔むした墓碑が建ってます。
感應寺3.jpg感應寺4.jpg
(道路脇、本堂裏側に建つ歴代住職の墓石群)
お堂(本堂)は東向きで、間口4間、奥行2間の大きさ、本堂に向かって右手には「富吉上坪公民館」が有ります。
感應寺1.jpg感應寺0.jpg
(感應寺本堂)
境内の東側に檀家の墓地が広がりその東側は低くなって、左手から右手方向に静戸川が流れ、右手に先ほどの「富吉橋」や「庚申塔」を望むことが出来ます。
感應寺5.jpg感應寺6.jpg
(高台に有る感應寺境内から東方を望む)
「感應寺」は残念ながら、山号や院号もわかっていません。開基等歴史的な事も不明です。境内に残る「青面金剛や地蔵尊の石碑が元禄十四年(1701)、十九夜念仏供養塔は、寛延四年(1751)の造立で有る事から、この寺の歴史も江戸時代中期以前にさかのぼると考えられます。
感應寺2.jpg
現在は、北西側の岩舟町曲ヶ島に有る「瀧水寺」の兼務寺となる、天台宗の寺院です。


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