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小山市立木に有る日光山満願寺 [堂々巡り]

今回は、栃木市を出てお隣小山市立木に有る満願寺を訪れます。
栃木からは、県道31号線(栃木小山線)を行くと、卒島を抜けて、立木に入ります。道路が片側1車線から2車線に広がる所の右角に、コンビニエンスストアが有るので、その交差点を右折します。そこから左奥に大きな屋根の建物が見えます、目的の日光山満願寺です。交差点から100m程で左に入る田圃の中の道が有ります。舗装されています。そこから200m進むとT字路に突き当たるので右折、100mで満願寺の山門前に出ます。手前右側にお寺の駐車場が有ります。
私は、今から46年前に立木周辺の撮影に来ています。その時に撮影した、今では見られなくなった小山市の天然記念物に指定されていた「満願寺の朝日松」の1枚の写真が有りました。
見事な枝ぶりの松が、お寺の正面参道脇に悠然と枝を広げていました。
朝日松.jpg
(1969年撮影の朝日松。昭和56年(1981)2月11日、が朝日松とのお別れの日となりました。)
現在は、跡地に切株と記念の石碑が残っているだけでした。
朝日松の跡.jpg朝日松の跡1.jpg

寺院の山門や本堂は、新しく立て替えられています。
1969年日光山万願寺.jpg
(1969年撮影の本堂)
2014年日光山万願寺.jpg
(2014年4月撮影、山門)
2014年日光山万願寺2.jpg2014年日光山万願寺1.jpg
(2014年4月撮影、本堂)          (本堂前正面に掲げられた扁額)
扁額には、「開山 大僧正弁覺上人」と「開基 正四位小山下野守判官藤原小四郎朝政公」が、記されております。
境内に「日光山勝長壽院満願寺本堂落慶記念」の石碑が建てられておりました。
碑文の中でお寺の歴史に付いても記されています。
2014年日光山万願寺3.jpg
≪寿永二年(1183)野木宮合戦の時、小山朝政公は日光三社権現に戦勝祈願し、中禅寺立木観音を守り本尊としたという。その後領地の伊古川村に建暦二年(1212)観音堂を建てて立木観音を模した像を祀ったと言う、そして建保6年(1218)日光山寂光寺内より三社権現を勧請し、日光座主弁覺僧正を開山導師として満願寺が正式に誕生したのである。ちなみにこの時かどうかは不明であるが、伊古川村から立木村に名称を改めたという。≫
(本堂落慶記念碑の碑文より抜粋しました)

神社仏閣には多くの天然記念物が有りますが、時代の流れの中で消えていくものも、少なくありません。色々と考えさせられた、日光山満願寺でした。


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