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エラワン廟(バンコク) [堂々巡り]

先日、大変無残にも20名もの死亡者と、125名の負傷者を出した、タイ王国バンコクのエラワン廟。
なぜ、どうして、このような神聖な場所に爆発物を仕掛け、多くの罪の無い人たちを、死傷させる暴挙に出たのか。今、タイの警察が必死になって、犯人の行方を捜しています。ニュースによると次第にその足取りも掴みつつあると、その様子を伝えています。
私もこのエラワン廟には何度か足を運んだ事が有りますが、いつ行っても多くの参拝者や観光客が溢れていました。
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(参拝者で賑わうバンコクのエラワン廟)
場所はバンコクの中心地、エラワン廟の北側に東西に通る道路は「プルンチット通り」でこの通りを東方面に進むと、日本人が多く住んでるスクンビット通りにつながります。西側には南北に通る「ラーチャダム通り」が有りその交差点の南東角にこのエラワン廟が祀られています。
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(祠の前にひざまづいて参拝する人が後を絶たない)
「プルンチット通り」には上に、高架鉄道BTS(スカイトレイン)や「スカイウォーク」も通っています。又交差点の北西側には、バンコクでも最大級のショッピングモール「セントラルワールドプラザ」やそれに隣接して、伊勢丹なども有り、バンコクに駐在する日本人も良く出かけるエリアーです。
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(エラワン廟の前を通る、スカイトレイン(BTS)やスカイウォーク。)
1956年にホテル建設の工事の無事を祈願して建設をされた祠で、その後仕事や恋愛などの願い事が、良く成就すると言う評判で、現在も参拝者が絶える事が有りません。
その為周辺の歩道上には供物の花やロウソク・線香を売るお店がずらりと並んで、直ぐ脇の道路には後から後から観光客を乗せたバスが横付けされて、混雑をしています。
丁度交差点の角付近に、廟の出入り口が有り、入口を入ると中央の祠に、ヒンズー教の三大神の一人である、四面神ブラフマーが奉られています。バンコクのパワースポットの一つで、いつも多くの参拝者が真剣な面持ちで祈願をしています。
願い事が成就した人は、御礼参りに訪れ、ブラフマー神に感謝の意を現すため、タイ舞踊の踊りを依頼します。ですからエラワン廟に行くとこの伝統舞踊を見る事が出来ます。

タイ王国は国民の95%が仏教徒と云われます。街を歩くと托鉢をして歩くお坊さん達に良く出会います。そんなタイでは、仏教徒の男子は出家するのが、望ましいとされ、社会的にも推奨されていると聞きます。ですから、会社の中でも、従業員が「出家」をする話を耳にします。会社も休職扱いになるようです。現在でも「出家」をすることで、親孝行な息子、一人前の男子と評されるようです。
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(エラワン廟の脇に、願いが叶った人が奉納するタイ舞踊を踊る建物が建っている)
タイでは良く「タンブン」と言う言葉を耳にします。「タンブン」とは、福徳を成す。善を行う。功徳を積むこと。という意味で、寺院や僧侶に喜捨寄進をしたり、困っている人を助ける事にまります。タイの商店や会社内においても、寄付箱が置かれ、その中にお金が沢山入れられています。ちょっとしたお金が有ると何の戸惑いも無く、寄付箱にお金を入れるのです。
それは、そうして善行を積むことで、今度生まれて来るときは、来世も幸福になりたい。来世こそ幸福になりたい。と言う思いが込められているのだそうです。
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(暗くなっても参拝者が絶えない、エラワン廟)
バンコクには、日本国外で一番日本人が多く住んでいる都市だそうです。早く安心して暮らせるように成ることを祈りたいと思います。そして今回犠牲になられた方々のご冥福と、負傷された人達の一日も早いご回復をお祈り申し上げます。
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