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講演「2025年、超高齢化社会を考える。」を聴講して。

今日、栃木文化会館にて、≪今や、他人ごとではない!! 「2025年、超高齢化社会」を考える。≫と題した講演会を聞きに行って来ました。講師は、朝日新聞記者 エンディングデザイン研究所研究員の「星野 哲(さとし)」さんです。
今から10年後の2025年は、私もその一人ですが、団塊世代が75歳以上の後期高齢者になる年です。老後をどのように過ごし、人生の終焉をどのように迎えるか、いや どの様に迎えられるのか。
10年後健康でこれまでの様にウォーキングなどを楽しめているだろうか?幸いこれまでは、両親が丈夫な体に産んでくれたお蔭で、決して裕福では無かったが、無事に定年まで会社に勤め、今は年金生活で細々と過ごしている。
それでも老いは間違いなく進行をしてきている様です。健康診断の結果、加齢が原因だとする症状が、あちらこちらに出て来て、定期的に医療機関のお世話になっている。
幸い家族にも恵まれてはいるものの、将来の不安はいくらでも出てきます。
お墓の問題もその一つです。
今日のお話の中にも、「無縁墓の増加」が社会問題になっていると言う話も出ました。この問題は以前からテレビなどでの伝えています。「墓じまい」をする人達も多く、又それに伴うトラブルも発生していると報道しています。お墓の変化の話も有ります。山や公園全体をお墓とする「樹木葬」や、「散骨」などです。
又、葬儀の形にも変化があり。「家族葬」もその一つで、最近増加をしています。兄弟姉妹も少なく、高齢化で仕事仲間や、友達も少なくなり、結果会葬者が減っているのも現状です。病院で亡くなった後24時間後、通夜や告別式等を行わないで、火葬を行う「直葬」と言うものも有る事を今回初めて聞きました。
≪個人化≫  「跡継ぎ」不在時代。  「おひとりさま」時代。 が進んでいる様です。

2025年には、50歳まで1度も結婚をしない、生涯独身と言う人達が、男性で3人に1人、女性で5人に1人になると言うデータも紹介されました。正に「人口減少」社会の進行です。
又、2025年、高齢者の独り暮らしの割合は、4人に1人と言う数字も出ています。
「ファミレス社会」と言う言葉も初めて聞きました。ファミリーレス社会、家族が減っている社会です。
    ・少子高齢化
    ・非婚化

≪終活≫ 今回の講師「星野哲」さんの最近の著書「終活難民 あなたは誰に送ってもらえますか」の紹介も有りましたが、最近は終活の話題も良くテレビ・新聞等で耳にします。
・エンディングノート・遺言・お墓の準備・葬儀の予約・身辺整理等、人生の最期を迎えるにあたって行うべきことを、残された者に迷惑がかからない様に生前に行う活動の総括した言葉。
しかしそんな中で、終末期医療に付いて考えている人は少ないと言います。
≪平穏死≫
・延命治療をどうするか。・本人の意思は。・認知症、家族が無い場合は?など。
人生の最期を誰に頼るのか。
 ・老々介護
 ・介護離職。 年間10万人の人が介護の為に離職を余儀なくされている。
 ・下流老人
 ・親子共倒れ
このような言葉も最近よく目にし、耳にします。今日のNHKのテレビで介護離職から非正規労働者となる事例も話されていました。

若い頃は、私たちの周りは「仕事」「家族」「地域」「友達」が存在していますが、年老いてくると「仕事」や「家族」が消えてしまう。そうなると「地域」の存在が重要に成って来ていると言います。
話しの中で福岡市社会福祉協議会の「ずーとあんしん安らか事業」や横須賀市の「地域包括支援センター」の取り組み等の紹介も出ました。
 ・自助  :終活
 ・公助  :介護保険
 ・共助  :地域・NOP
終活は、身のため、世のため、家族のため。という事だとまとめています。
「自分らしいライフエンディングステージ」を私も考えて行きたいと思いました。今日の講演会では講師がパワーポイントを使って、画面にグラフや図を基に、説明をして頂けたので、内容をよく理解する事が出来ました。本当に有意義なお話を聞くことが出来た一日でした。

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