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吹上地区を北上する [自然の恵み]

昨日は穏やかな日曜だったので、久しぶりに自転車で出かけました。
栃木市の市街地から北西の方向に旧鍋山街道を遡って、吹上町から大森町、仲方町へと。
東北自動車道の下を抜けると、吉野工業所や吹上中学校の有る鴻ノ巣山が右手に見えてきます。山の木々はだいぶ色付いて華やかに成って来ていました。
鍋山街道.jpg吹上町.jpg
(東北自動車道の下を抜ける)         (吹上町の鴻ノ巣山を望む)
吉野工業所やサントリーの工場の有る山の西側、山際の車が通らない道を選んで、自転車を走らせました。大森町の山の中腹に祀られている鹿島大明神の赤い鳥居が無くなっています。近づいて見ると、丁度建て替えを行っているのか、基礎のコンクリートだけありました。
鹿島大明神1.jpg鹿島大明神2.jpg
(2015年2月21日撮影時の鳥居。)
参道を進み石段の下に自転車を停め、神社に参拝をしました。石段を登り切った所、右側に手水舎、左側に神楽殿が有ります。正面に拝殿が有り、拝殿の手前両側に昭和13年4月14日に奉納された重量感の有る石の狛犬が、睨みを利かせています。
鹿島大明神3.jpg鹿島大明神4.jpg
(鹿島大明神の参道石段)            (鹿島大明神の境内)
拝殿と本殿の左奥の山の上に石碑が建てられていました。正面に「社殿改築記念碑」と大きく刻されています。「五位勲四等 松村光三書」と左下に見えます。碑陰には「社殿改築神楽殿新築寄附連名」として寄付をされた多くの人の名前が記され、最後に「昭和十三年四月竣工」と刻されています。先ほどの狛犬は社殿の改築に合わせて寄付された様です。
更に山裾を北上、サントリー梓の森工場への広い道路を横切り、お隣の仲方町に入ります。広がる畑の前方の山肌に黒く光る物が広がっています。山の南の斜面にビッシリと太陽光発電パネルが設置されています。ここもそうですが、今市内の多くの場所でこうした太陽光発電所が造られてきています。
仲方町1.jpg仲方町2.jpg
(多数の太陽光発電パネルが設置された山肌)    (道路脇の開田記念碑と石の祠)
太陽光発電所を見上げる畑の中の道の脇に、又1基小ぶりの石碑が建てられています。上半分の中央に大きく「開田記念碑」左脇に「昭和十七年四月建之」、下半分に発起人始め関係者の名前が記されています。時期的には戦争のさなかでしたが、そんな中でも新しい耕作地を広げる努力がされていたのでした。
更に先に進むと道は鍋山街道に出て来ました。丁度出た所道路の向かい側で、道路工事が行われています。脇に工事の看板が有りました。「新しく橋を架けます。」と出ています。「市道311号線 (仮称)新千塚橋下部工事(左岸部)」と下に記されています。この付近は道路の直ぐ近くまで永野川が来ている所で、栃木市はこの永野川の反対側(右岸)に新たに産業団地を造成しており、この工事はそこへのアクセス道に成るのでしょう。
新千塚橋架橋工事.jpg
鍋山街道を北上していると、右手の山裾に銀杏の木が黄葉しているのが見えたので、脇道に入り銀杏の木の所まで近づくと、大きな銀杏の木に挟まれて石の鳥居、そして又石の階段が上の向かって伸びています。
八坂神社1.jpg八坂神社2.jpg
(仲方町の鎮守様、八坂神社の大銀杏)
122段の整備された石段を登った所に祀られているのは、仲方の鎮守様「八坂神社」です。拝殿右手奥に「拝殿新築記念」の石碑が建っています。昭和三十五年三月十三日の竣工と刻されています。こちらの拝殿前の狛犬は荒削りですが力強さを感じます。平成十一年十月には鳥居の左側より社殿脇に車で行ける迂回道路も造られ、その記念の碑も鳥居の脇に建てられていました。今も地元の人達の手によってしっかりと守られている神社でした。
八坂神社4.jpg八坂神社3.jpg八坂神社5.jpg
(八坂神社の拝殿と狛犬)
神社を後に再び鍋山街道に戻り北へ、梓町に入ります。道路の脇に柿が鈴なりに実っている光景が目を引きました。真っ青な空にオレンジ色に熟れた柿の実がたわわに付いています。私の子供の頃は近所の柿の実を良く採って食べましたが、今は多くが食べられることも無く、熟して落ちてしまっています。
柿の木.jpg
あちこち寄り道しながら尻内の国道まで来てしまいました。時間も正午を過ぎたので今日はここで引き返すことにしました。帰りは下り道、少しは楽に帰る事が出来ます。

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