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栃木市岩舟町の富士山に登って来ました。 [栃木市の神社]

今日は岩舟町静に有る、栃木市岩舟文化会館の裏手の富士山に登って来ました。
山頂に「浅間神社」が祀られており、その社殿の裏手に、建設省国土地理院設置の四等三角点「浅間神社」93.82mが有ると言うので、神社参拝と合わせて確認する事としました。(平成27年1月国土地理院発行2万5千分1の地形図「下野藤岡」には、富士山の標高は93.7mと記されています。)
「栃木市岩舟公民館」の駐車場に車を停めさせていただいて、登山の始まりです。富士山の周辺の標高は約30mですから、比高は60m強という事になります。
私の住まいの近くに有る「錦着山」は標高80.5mで、周辺は50m近くありますから、こちらは比高30mという事になりますので、これから登る「富士山」は、「錦着山」の2倍の高さとなります。初めて登るので楽しみです。
丁度文化会館の裏手に浅間神社の参道が有りました。参道入口に「浅間神社」と刻した、立派な石の鳥居が建てられています。鳥居の向こう側にほぼ一直線に山頂に向う石段が有ります。
石段は、きっちりしたものでは無く、登り道に登りやすいように平石を並べた格好です。脇にステンレスパイプ製の真新しい手すりが有ります。
岩舟富士1.jpg岩舟富士2.jpg
少し登り出した所で、もう私の心臓はバクバクして来ました。手すりが付けられている理由が直ぐ理解できました。早速手すりに助けてもらいながら参道を登って行きます。
途中から石段から岩場に変わってきました。手すりにシッカリつかまって、足場を一歩一歩確認しながら上を目指します。自分の体力の衰えを改めて知らされながら、必死の思いで足を運んでいきます。手すりにつかまった手で自分の体を引き上げます。
岩舟富士3.jpg岩舟富士4.jpg
やっと岩場の上に神社の屋根が見えて来ました。最後の気力を絞って拝殿の前に出ました。まずは拝殿向って参拝を済ませ、直ぐ脇に有ったベンチに座り込みました。
ここまで写真を一枚も写していません。そんな余裕などまったく有りませんでした。今日の最初の一枚はベンチに座ったまま撮影した浅間神社拝殿の写真でした。
良く登っている「錦着山」の登山道はスロープで山肌をジグザグに徐々に登って行くのに対して、この富士山は殆ど直登状態で、それも半分以上は岩場を登るのですから、シンドイ訳です。
一休みをして心臓が落ち着いてきたので、山頂を散策します。社殿の裏手に回ると有りました、三角点を示す国土地理院の建てた白い表示棒です。その脇の地表に露出した盤石に埋め込まれた、四等三角点 基本 №100580 建設省国土地理院と刻んだ金属製の丸いプレートが埋め込まれています。これまで見て来た柱石を建てた三角点とは異なる形式の三角点です。
岩舟富士5.jpg岩舟富士6.jpg
社殿の前に六角柱の石碑が建てられています。「享和三癸亥歳中冬十五日」とその一面に刻まれていますから、1803年の陰暦11月15日に建立されたものです。正面には「庚申猿田彦太神」、真後ろの面には「天下泰平五穀成就郷中安全」等、六面にそれぞれ刻まれています。
岩舟富士7.jpg岩舟富士8.jpg
展望は冬枯れの木立の間より、太平の山並みや三毳山。南に国道50号バイパス、多くの車が途絶えることなく走っています。夏季は木々に覆われて展望は望めそうも有りません。
下りも手すりを頼りに、一歩づつ足場を確認して山を下りました。高さはさほどでないと考えていましたが、地元の方が「富士山」と名付けた事に、納得できる山でした。



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