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大平町下皆川の日枝神社 [栃木市の神社]

杉の花粉が飛び交う時期になって来ました。少し抵抗が有りましたが大平町下皆川、太平山東麓の杉木立の中に祀られている日枝神社を訪れました。
栃木市のほぼ中央に位置する太平山は、栃木県南部に広がる関東平野のいたる所から望むことが出来る、東の筑波山、西の太平山と並び称される山で、山内や山裾に多くの神社や寺院が建立されています。
この日枝神社は太平山の東麓に位置しますが、太平山の参道あじさい坂の脇にある、六角堂として有名な「太平山連祥院」や元は太平山中腹に有ったと言われ、現在は栃木の市街地に建つ「星住山圓通寺」や「白旗山勝泉院」などの多くの天台宗の寺院が、慈覚大師円仁を開基としているのと同じように、慈覚大師円仁の勧請によって創建されたと伝えられています。
創建の時期は、淳和天皇の天長二年(825)と云われ、圓通寺と同じ年になります。
主祭神は大山昨命になります。古くは「日吉山王大権現」と称したと云い、その時の神額が現在同じ下皆川に有る「薬王山長楽寺」の寺宝となっているそうです。
下皆川の集落の中央を北から南に貫く様に通る細い旧道の脇に朱塗りの日枝神社一の鳥居が建っています。現在は鳥居の横に車道が造られ、逆に鳥居の前には石の常夜燈や神社名を刻した石柱が集められ、又鳥居の下にはどこの、何のための石か分かりませんが、十数個積まれ、鳥居を潜り抜けることは出来ません。
日枝神社(下皆川)8.jpg日枝神社(下皆川)7.jpg
鳥居の脇を通って真直ぐに太平山麓に向かう参道を進みます。240m程で山際に建つ二の鳥居の前に着きました。石の鳥居には「日枝神社」と刻した石製の神額が掲げられています。この石の鳥居の先は参道両側を杉木立がそびえています。
日枝神社(下皆川)1.jpg日枝神社(下皆川)2.jpg
二の鳥居から拝殿前までは約120m、途中からなだらかな石段を足元に注意して登ります。三の鳥居を潜り更に十六段の石段を登ると拝殿前の広場に出ます。正面拝殿前に石燈籠や狛犬が建っています。
日枝神社(下皆川)3.jpg日枝神社(下皆川)4.jpg
左手手前には神楽殿、拝殿の脇には小さな祠の境内社が祀られています。
日枝神社(下皆川)5.jpg日枝神社(下皆川)6.jpg
杉木立に包まれた境内は、時の流れが止まったような静寂の中に有りました。


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