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栃木市街地に有った建物 [懐かしい写真]

今回は以前栃木の市街地で見かけた建物で、現在はすでに無くなって、見る事が出来なくなった写真を紹介したいと思います。これらの写真は私が40年ほど前に撮影をしたものです。
最初は旭町の神明宮参道、現在の蔵の街観光館脇の道を入った左手に有った、通称「蔵のアパート」です。
蔵のアパート.jpg
(蔵のアパート、道路正面突き当りが神明宮)
この写真の建物は、栃木市出身で長崎市に住んでいる田村家の方が、平成4年5月に栃木市に寄贈されました。明治40年発行の「栃木県営業便覧」を調べると、大通りの神明宮入口左側の角、現在の蔵の街観光館の場所に、「麻荒物商、八百屋号 田村金五郎の名前が記されています。通称「八百金」と呼ばれていたそうです。大通りに面した見世蔵を現在観光案内や物産店とし、その裏に続く土蔵群は整備してお食事処や多目的ホールとして活用。栃木市の観光拠点の一つに成っています。
蔵のアパート3.jpg蔵のアパート2.jpg
(左手前の土蔵が現在の「蔵の街観光館」)(現在は綺麗に生まれ変わった土蔵群)

参道を神明宮に向かって進むと、鳥居を潜った先、やはり左側に有ったのが、藤沼写真館の建物です。
藤沼写真館.jpg
(藤沼写真館)
神明宮に詣でる時には、この前を必ず通りお店の前のショーウインドウに飾られた写真を眺めるのも楽しみでした。七五三祝いの記念写真などが飾ってありました。

神明宮に隣接する第二公園の南側に有る、三鬼尊で有名な万福寺北側の築地塀です。
萬福寺北側築地塀.jpg
(万福寺の築地塀)
この築地塀とその奥の竹林が、落ち着いた風情を漂わせていて、私の好きな風景でした。何度も足を運んでは、同じ風景を撮影していました。
雪の萬福寺築地塀.jpg萬福寺北側築地塀2.jpg

近龍寺の南門から神明宮の大鳥居の前を横切って南に抜ける道路と、東銀座通りとがぶつかる角に、昔「勧工場」と呼ばれた建物が有りました。
勧工場.jpg
二階窓の鎧戸が珍しく感じて、写真に収めました。

煉瓦造りの倉庫と思しき建物の写真、撮影場所が今一つはっきりしませんが、倭町の大通りから西に入った道路沿いに有った記憶が残っています。
煉瓦倉庫.jpg
(煉瓦造りの倉庫)
煉瓦倉庫2.jpg煉瓦倉庫3.jpg
(ドアの取っ手や蝶番のデザインが面白い)

今ではすでに姿を変えたり、取り壊されて無くなっています。
最近、栃木の街の中を歩いていると、空き地が増えて今まで見えなかった風景が現れたりしています。何時も脇を通っていたのに、無くなってしまうと時々、ここにはどんな家が有ったのか思い出せない事が有ります。そんな昔の事など知らない若い人たちが、どんどん増えているのでしょう。
今回紹介した建物なども、昔はどんな様子だったのか、私にも分からないのと同じように。






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