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那須高原大橋を渡る [橋梁]

先日、那須方面をドライブしました。JR黒磯駅の西側を走る県道303号線(この道路は元国道4号線でしたが、黒磯バイパスが開通後に県道と成っています。)を北上、那珂川に架かる現代の名橋百選に選ばれた、晩翠橋を渡り、那須分岐点交差点にて左折、県道17号線(那須街道)に入りました。
ところがここで早速渋滞の列に巻き込まれました。ルート選択失敗です。仕方なくノロノロ状態のまま、道の駅那須高原友愛の森で休憩、途中街道沿いのレストランはどこも行列が出来ていました。
この先も渋滞が続きそうなので、その先の交差点で県道17号線に別れを告げて、左折して県道30号線を選択。
渋滞から抜けて少し走ると、突然前方の視界が大きく開けて来ました。道は下り勾配、なだらかな曲線を描いて左にカーブして来ます。左手前方下に赤く染められたアーチ橋の下部が視界に入ります。その後すぐ車はアーチ橋の上に差し掛かると、一直線に那須高原を下る感じで、スピードが増していきます。
那須高原大橋5.jpg
アーチ橋の下を流れるのは那珂川、先ほど渡った晩翠橋の上流部に架かるこの橋は「那須高原大橋」になります。那須塩原市と那須町とを結ぶ橋です。
橋を渡った橋詰に設けられている「西岩崎ポケットパーク」に車を停車させて、橋の上からの景観を眺める事にしました。
ポケットパークには、現在地の標高439mを記した石や、この「那須高原大橋」の建設に携わった人達の名前を記した記念碑が建てられています。
那須高原大橋4.jpg那須高原大橋3.jpg
記念碑には、「ここに記す技術者は、多くの人々と共に自信と誇りをもって、本橋を完成させた方々です」として、160名の氏名と、「1994年11月竣工」の日付とが刻されています。

橋の上から上流側を眺めると、はるか眼下に那珂川が、川底の岩に当たり白い波をたてて流れています。その那珂川に架かるもう一つの橋が確認出来たので、そちらに向かうことで逆にこの「那須高原大橋」を下方から眺められそなので、そちらに車を走らせました。
那須高原大橋2.jpg
上から見えていた橋は「恒明橋」と言い、平成6年(1994)に那須高原大橋が開通する前は、こちらの橋を渡っていた様です。
恒明橋1.jpg恒明橋2.jpg
こちらの旧道からは田圃越しに「那須高原大橋」の赤いアーチ橋を一望する事が出来ました。
那須高原大橋1.jpg

帰宅後確認をすると、那須高原大橋の高さは42メートル、アーチ部の長さは265メートル、車道幅7メートルで両側に2.25メートルの歩道が設けられています。この橋付近の那珂川は、幾度も左右に大きく蛇行して流れていますが、上流に架かる恒明橋から那須高原大橋の下の流れは、ほぼ西から東に向かって流れています。川の左岸の標高が高く約460メートル、右岸の標高は低く約440メートルと成っています。その為その両岸を結ぶ那須高原大橋は、20メートルの標高差が有る為、大きな勾配が出てしまう訳です。
この大きなアーチ橋のお蔭で、42メートルの谷を上り下りすることなく、360度広がる眺望の中を走る事が出来る様になったのです。(晴れた日には那須連山が一望できると紹介されています。)


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