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桜の花びらが舞い散る、皆川城内を歩く [歩く]

連日、季節外れの暑い日が続いています。今も私の上の温度計は24.8℃を表示しています。
恐らく正午前後の屋外、太陽が照り付ける所では、25℃越えの夏日に成っていたと思われます。
そんな中、今日「歴史と文化を歩く会-栃木」の4月例会で、栃木市皆川城内町周辺を歩いて巡って来ました。今回の目玉は皆川城内町の新町から北隣りの宮町に続く、永野川左岸の満開の桜堤を歩くコースに成っています。
スタート地点は皆川城址の南麓、皆川公民館駐車場。ここで今回の案内をして頂く、「皆川地区街づくり協議会歴史文化部会のメンバーの方達と合流、出発です。
皆川公民館.jpg城山の桜.jpg
(スタート点の皆川公民館駐車場)    (城山を見上げると、満開の桜が迎えています)
まず最初は、全員が元気な内に皆川城址の城山(標高147メートル)を攻略する作戦。
皆川城址公園案内図.jpg
(城山登り口に建てられた「皆川城址公園案内図」、後方に城山の頂上が覗く)
城山南麓中ほど、公民館の裏手附近の登り口から、時計回りに山の西側から裏手に回り、そこから一気に山頂を目指しました。
城山を登る1.jpg竪堀.jpg
(城山の南面を登る道を右手に城山の西側から北側へ)(城山に見られる竪堀のひとつ)
城山の北面は杉が茂り、太陽の陽射しを遮ってくれる為、登り坂で厳しい所でしたが、それほど汗をかかずに登ることが出来ました。
城山北側の谷.jpg城山を登る2.jpg
(北側斜面は杉の林、花粉が少し気になった)    (山頂に向ってひと踏ん張りです)
山頂に建てられた展望台に昇ると、そこは360度を見渡せる絶好のロケーションでした。
城山山頂展望台.jpg山頂からの眺め.jpg
(山頂に建つ「皆川城址」の石碑と展望櫓)    (城山の山頂、展望櫓からの眺望)
山頂からの眺めを暫し楽しんだ後、下山。
山を下る.jpg井戸跡.jpg
(足元に気を配り、山を下りる)          (見はらし平より城南桜平方向を)

次の目的地は城山から南西方向500メートル程の所に有る、皆川家の菩提寺「金剛寺」に向かいます。
金剛寺.jpg皆川家墓所1.jpg
(皆川家の菩提寺「慈眼山金剛寺」)        (市指定史跡「皆川家歴代祖廟」)
金剛寺の住職さんに案内して頂き、第5代の皆川広照公などの皆川家十八代の当主と奥方の墓地や、本堂内に納められている市有形文化財「皆川広照公着用南蛮胴具足」や、広照公が茶の湯で親交が有った、千利休の弟子山上宗二より贈られた、利休茶の湯秘伝書「山上宗二記」などを拝見する事が出来ました。
皆川家墓所2.jpg皆川広照公の墓.jpg
(左手奥の宝篋印塔型のお墓が皆川広照公のものです)(五代、皆川広照公の墓)

次に訪れたのが浄土宗の寺院「家康山照光寺」です。県道栃木佐野線から南に入る参道。その突き当りに見えるお堂は呑龍堂。本堂は参道を進んで行くと右側に現れて来ます。私はこちらの寺院には4年ぶりにの再訪に成りますが、現在本堂を新築中との事で、真新しい6.5間四方の木造宝形銅板葺の建物に変わっていました。
照光寺新本堂.jpg照光寺旧本堂.jpg
(新築された照光寺本堂)            (平成26年2月3日撮影、以前の本堂)
こちらでも住職さんより貴重なお話を沢山伺うことが出来ました。

予定時間をかなりオーバーをしてきて、宮の桜堤から今一番離れた地点に成っています。やむおえず予定していた東宮神社には寄らないで永野川左岸の桜堤に直行する事に成りました。
桜堤の南の端にたどり着いたのは、丁度12時になるところ。既に結構足に疲れが溜まって来ています。ここから宮の橋まで1キロメートル以上にもなる桜のトンネルが続きますが、この長さが少し恨めしくも感じられます。
通常の年で有れば丁度満開になる頃ですが、今年は異常な暑さで少し緑色の葉が混じり、桜の下の道路は散った桜の花びらで、ピンクの絨毯の様にも見えます。ただ桜吹雪の中を歩く事で、何とか疲れを癒してくれます。
宮の桜1.jpg
(少し緑色が目につきますが見事な桜のトンネル。少し遅れて来てしまいました)
宮の桜2.jpg
(永野川の右岸から。奥に見える桜並木が先ほど歩いた桜堤に成ります)
宮の橋を渡って永野川の右岸に出ます。
栃木市の聖地公園の前を抜け、持明院山門脇の枝垂桜を堪能して、出発地点の皆川公民館駐車場に無事到着しました。今回の歩数は16,079歩(約9.6km)に成りました。
持明院.jpg
(別峰山持明院山門前の枝垂れ桜を観賞)
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