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栃木市本町の長清寺 [堂々巡り]

今回訪問するのは、栃木市本町に有ります長清寺です。
正式には「摩尼山 悉地院 長清寺」と号し、真言宗智山派の寺院です。
ご本尊は「金剛界大日如来」です。
伝説によりますと、弘法大師が東国巡錫の折り、この地の農民が旱魃で困惑をしていたところ、大師は自身の独鈷で地面突き清水が湧き出るようにされました。
以来「独鈷の水」として長く絶えることなく清水が湧き出るようにと、庵を結んで長清寺と名づけたと伝えております。これが長清寺の始まりですが、その頃は城内町の現在の圓通寺の場所に有りました。その後天正年間(1573~1591)に皆川広照公が栃木城と栃木町を造営する際に、現在の地に移されました。そして長清寺が有った場所に圓通寺が移って来たのでした。

長清寺の山門の扁額には「成田山」となっていますが、明治十九年に不動信者の岡部弘伝氏が無住の寺に入り、成田山新勝寺より不動明王を勧進してお祀りした事によります。
長清寺0.jpg長清寺1.jpg
本堂に向かって右手には「地蔵堂」と「大師堂」が並んでおります。
長清寺3.jpg
又、お寺の裏側には杢冷川が流れ、お寺の北東側に小さな橋が架かっていますが、橋の名前は「紺屋橋」と言い、昭和三年十一月竣工と刻されています。昔この付近に紺屋町でも有ったのでしょうか、今後調べてみたいと思います。
長清寺4.jpg紺屋橋0.jpg
長清寺は「関東八十八ヶ所霊場」の第18番霊場となっております。
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