栃木市沼和田町の東泉寺

今日は衆議院議員選挙の投票日でしたので、午後投票に出かけました。
投票を済ませてから、その足で沼和田町の東泉寺にお参りに行きました。
午後になってから怪しい雲が増えて、時折風花かと思える雪が舞いましたが、歩いている間は青空が戻り、太陽は西の太平山に傾いています。陽が陰る前に東泉寺に行きたくて少し歩くのを早めました。

東泉寺の屋根が見えてきました。緑色に光る屋根が美しく見えました。何とか間に合った様です。

東泉寺は正式には「慈雲山　福聚院　東泉寺」と号する、天台宗の寺院です。
東泉寺の開基は慈覚大師円仁と伝えられております。ご本尊は聖観世音菩薩像（秘仏）で慈覚大師の御作と伝えられています。

１９６８年に私が撮影した東泉寺の写真が残っていました。

写真には三間四面、茅葺屋根の堂宇が写っています。現在の銅葺屋根に替えたのは昭和五十六年（１９８１）との事です。
この観音堂は市の文化財に指定された為か、本来の建物の外側に保護の目的でしょう、覆いが造られています。
今日は覆いのガラス戸越しに丁度西陽が入り、堂内を明るく照らしておりましたので、ガラス戸を通してですが、中の向拝の彫刻などを拝見をしました。

境内には桜の木も有り、春にはピンクの花の向こうに銅葺きの緑の屋根が望めます。道路沿いには馬頭観音等の石仏も並んでおりました。