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栃木市平井町の六角堂 [堂々巡り]

栃木市街地の中心「銀座通り」から西の太平山へ向かう道路が有る。巴波川に架かる「幸来橋」を渡り、永野川に架かる「二杉橋」を渡って、一直線に太平山神社の表参道へと車を走らせる。
国学院大学付属栃木高校の前から登り坂の勾配が一層きつくなる。アクセルを更に踏み込む。前方への道が行き止まりとなるので、右手に有る駐車場に車を止める。左手に回り込む道路を進めば太平山上謙信平に行く事が出来るが、今日目的の六角堂はこの先直ぐ左手に建っています。
右手の土産物店の前を抜け「あじさい坂」の登り口の左手に六角堂のご本尊「虚空蔵菩薩」の文字を赤字に白く染め抜いた奉納旗が立ち並んでいる一角に上層部の屋根が六角錐となる堂宇が見えてくる。
六角堂10.jpg六角堂6.jpg
普段は「六角堂」と呼ばれているが、正式には「太平山 連祥院 般若寺」と号する天台宗の寺院です。
創建は天長四年(827)、慈覚大師円仁によります。
寺院を正面から望むには、あじさい坂の左手に有る駐車場側から石段を上る。
六角堂0.jpg六角堂8.jpg
境内に寺の由緒等の説明板が掲示されている。
六角堂9.jpg
私が最初にこの「六角堂」を撮影したのは1966年3月でした。当然当時はカラーは少ない時、モノクロ写真です。それから何度この「六角堂」を写真に収めたことか。
六角堂3.jpg六角堂4.jpg
「雪の六角堂」モノクロでは分かり難いですが。アジサイの咲く時期や紅葉の季節など。それでもどうしても納得のいく写真が撮れません。
六角堂5.jpg六角堂7.jpg
六角堂は太平山東側の山懐の中に有る為、太陽の光がすぐに山陰に隠れてしまいます。その為上手に光を捉えられません。色々と撮るアングルも探しました。ジックリと時間をかけて、光の変化を待って、シャッターチャンスを捕まえる事が大切なのでしょうが、そのような根性も無いので、いつになっても良い写真が撮れません。今後の課題として頑張ります。
最後に「六角堂」の見どころをもう一つ。お堂の正面向拝の彫刻についてです。
六角堂2.jpg六角堂1.jpg
鰐口の後方に見事な龍の彫刻が有りますが、その上部に何匹もの「うなぎ」が渦巻く波の間に群れている彫刻が見られます。うなぎと虚空蔵菩薩様の関係を調べると、「うなぎは虚空蔵さまの使者や化身である」と言われていて虚空蔵様をお祀りする地域及び丑・寅年生まれの人はこれを食べないと言う。栃木にても昔はうなぎを食べなかったと言われておりました。
六角堂の虚空蔵菩薩は秘仏ですが、毎年1月1日から5日まで御開帳されています。(栃木県指定文化財)
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