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栃木市岩舟町静和の東光寺 [堂々巡り]

今回は、栃木市岩舟町静和の東光寺を巡ります。
東光寺は岩舟町になりますが、所在を説明するのは、東武日光線の新大平下駅からが、説明しやすい所です。新大平下駅の南、県道311号線が通る東武日光線の踏切から、線路の東側に沿って南に向かう道路を1.2km程行きます。そこで東武日光線の踏切を渡り、線路の西側に出て、300m西に行くと道路右手に、大きな銀杏の木とその脇に朱塗りのお堂が見えてきます。ここが今回の目的地「東光寺」です。
「しずわでら幼稚園」が併設されていますので、平日は園児に注意していく必要が有ります。今回私は先日の日曜日に訪問をしました。
道路から境内入口まで50m程入ります。道路右側に駐車場が有りますので、ここに車を停めます。
境内の入口の左右に石仏が祀られています。
静和東光寺2.jpg静和東光寺1.jpg
右側「十九夜供養塔、寛政十年(1798)の建立。左側は丸彫りの半跏地蔵菩薩が石柱台座の上に乗っています。享保三年(1718)の建立です。丁度これら石仏の後ろ側に、寺号を刻した石柱が重なってしまっています。
境内に入ります。残念ながら現在本堂は新築工事中で有りませんでした。「東光寺本堂新築工事工程表」が掲示されていました。それによると、工期は平成26年6月から平成30年12月20日となっています。お寺の建物を建て替えるのは大変なんですね。
境内南西部に先ほど道路から見えた薬師堂が有ります。鮮やかな朱塗りの柱、白い壁東向き三間四面向拝付銅板葺の屋根、屋根の反り具合が美しいです。参拝を済ませます。正面上部に「薬師如来」の扁額が掲げてあります。
静和東光寺3.jpg静和東光寺4.jpg
薬師堂に向かって堂宇の左横に宝篋印塔が一基建っています。「文化改元龍躔甲子十月吉旦」と刻されています。
静和東光寺5.jpg静和東光寺6.jpg
東光寺は正式には「薬王山 千手院 東光寺」と号し、真言宗豊山派の寺院です。
開山は祐光、弘治二年(1556)の建立と「栃木縣史」(田代善吉著)に載っておりました。天正二年(1574)の頃、須藤筑後守真行自ら信仰する所の薬師如来を安置して堂を創建したと云われます。
静和東光寺9.jpg
薬師堂の前には大きな銀杏の木が植えられており、2013年の11月末に訪れた時は、見事に黄葉をしておりました。
静和東光寺7.jpg静和東光寺8.jpg
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NODA

はじめまして。
つい先日、静和駅から新大平下駅までを歩きました。
そのとき見つけたのがこの十九夜講の石仏です。
しずわでら幼稚園は大昔に通っていたこともあり、たいへん懐かしく、興味深くブログを拝見いたしました。
by NODA (2015-06-29 21:22) 

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