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太平山神社の境内に祀られた蔵稲荷 [栃木市の神社]

太平山神社は、栃木の市街地の西方に連なる、太平山(標高341m)の山の上に鎮座しています。
蔵稲荷神社6.jpg
(栃木市役所駐車場より望む太平山の山並み)
祭神は、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、相殿には天照皇大御神(あまてらすおおみかみ)・豊受姫大神(とようけひめのおおかみ)をお祭りしています。
境内には多くの境内社が祀られていますが、その中の一つに「蔵稲荷」という神社が有ります。
「蔵稲荷」は江戸時代、現在の東京両国あたりの商家たちに信仰された稲荷社です。江戸時代、栃木と江戸とは河川を通じて舟運が開け、物資や人の交流も盛んに行われていました。そうした歴史的な背景で、ここ太平山神社に勧請されたのでしょうか。
1990年6月の事です、私は偶然にこの「蔵稲荷」の社殿を、太平山の東麓に沿って流れる永野川に架かる太平山神社の表参道にも当たる「二杉橋」から、山の上まで山車の上にのせて曳き上げる神事を見る事が出来ました。
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(「蔵稲荷神社」社殿の山上げの列を先導するのはやはり天狗です。)
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(山車の上に載せられた、新築された社殿、多くの曳手によって、山を登る)
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(二杉橋を渡り、太平山神社の大鳥居を潜っていく)
1979年7月8日に90年ぶりに繰り広げられた太平山神社の奇祭「精勝祭(せっかちさい)」を撮影して以来の、生きている内に二度と見られないと思われる、太平山神社の神事です。
現在は太平山神社本殿に向かって右方向、神社としては珍しいお堂造りの星宮神社の隣りに、鎮座されています。
蔵稲荷神社5.jpg
(境内に鎮座する蔵稲荷神社)
農耕殖産・商売繁盛・商家安全等に御利益の有る神社です。
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