渡良瀬遊水地をレンタサイクルで回りました [自然の恵み]
先日秋晴れの好天に恵まれた日曜日、栃木市の南の端に広がる渡良瀬遊水地に出かけ、レンタサイクルを借りて遊水地周辺を回ってきました。
同じ栃木市内ですが、我家から車で約1時間かかります。それでも広大な自然が広がる遊水地は、子供が小さいころから幾度となく訪れています。
今は、一人でのんびりと時間をすごすのに、もってこいの癒しの空間です。
ハート形をした谷中湖の北側、「谷中村史跡保全ゾーン」西横に有る「谷中湖子供広場・レンタサイクルセンター」で、ママチャリを借りました。
今回の目標は遊水地の南側、三国橋を渡って渡良瀬川左岸堤防脇に建つ石碑「渡良瀬川治水紀功碑」を見てくること。渡良瀬遊水地ハートランド城で頂いた「渡良瀬遊水地ハートランドマップ」と「渡良瀬遊水地サイクリングマップ」を持って、いざ出発です。
先ず真直ぐ南に向かって、谷中湖の湖畔へ出ます。湖を周遊する道路を右に曲がって、北方向に進みます。目的地は湖の南方向ですが、貯水池内道路を走行する場合は「反時計回り(左回り)」というルールが有るので、遠回りになりますが、がんばって先ず北水門方向に行きます。
周回道路は、ランニングする人や、本格的にサイクリングする自転車が、さっそうと走っています。私の選んだママチャリは、チョッと体にフィットしません。前回はスポーティーな機種を選択して、サドルが高くて、足が付きにくく危険だったので今回はママチャリを選びましたが、やはりスポーティーな自転車の方が乗り心地は良いようです。戻って交換するのも面倒なので、今回はこれで頑張ります。
北水門過ぎた後、道路の脇に建つ展望台に登ると、遊水地を360度見渡すことが出来ます。
周回道路は、ウォーキングする人、犬を連れて家族で散策する人達、走っている人達等、思い思いに秋晴れの青空の下で、楽しんでいるのが見えます。
ここで今回私が回ったコースを概略図にしてみましたので、参考にこの後の話に付いて来て下さい。
谷中湖を左手に眺めながら進んでくると、湖畔にヨットが止められ、遠く湖面には白い帆を張ったヨットが数隻見えます。湖の奥に白く見える建物が「北水門」です。結構西側に回り込んで来ています。
以前来た時は、ウインドサーフィンも見えましたが、今回は見えませんでした。
谷中湖の西側の中心地に来ました。ここから湖を横断する道が左手、湖の中央に有る中の島に向って伸びていますが、私は逆に谷中湖の西側に沿って流れる谷田川に架かる「下宮橋」を渡って、中央エントランスから渡良瀬遊水地の西側周囲堤上のサイクリングロードを南に自転車を走らせます。
谷中湖の南端の施設「貯水池機場」が左手に見えてきました。この辺りは「海から137km・利根川から5km」に当ると道路脇に表示が建てられています。
写真奥に連なる山並みは、太平山から晃石山・馬不入山に続く、足尾山系南端の山々です。
「三国橋」迄来ました。橋を渡って渡良瀬川左岸に渡ります。目の前は茨城県第二の街「古河の市街地が広がります。
橋の上から渡良瀬川の川面に目を落とすと、小舟が一艘陽の光を受けています。
自転車は橋を渡った所で左に折れます。車道が下って行く途中右側に有る公園に、今回の目的の一つ「渡良瀬川治水祈功碑」の背の高い石碑が見えます。
公園の名前は「古河公園」。石碑は他にも「渡良瀬川改修殉業諸氏記念碑」や「佐藤洋之助先生像」と記した胸像なども建てられていました。写真に収めて先を進めます。
渡良瀬川左岸の堤防上の道を北上します。左手には渡良瀬川河川敷の「古河ゴルフリンクス」が広がっています。
右手は古河の街並ですが、前方にこんもりとした森が有ります。「雀神社」の森です。その森をバックにした堤防の端に、又石碑が一基建てられています。
石碑脇の案内板に依れば、古河の地名が読まれた万葉歌碑に成ります。
【まくらがの 許我の渡りの からかじの 音高しもな 寝なへ児ゆえに】
「許我」とかいていますが「古河」の地名に成るそうです。
先を急ぎます。渡良瀬川の左岸を北上して「野渡橋」を渡って渡良瀬川右岸に移ります。
橋の両側には、大型車両を規制する為、普通車の車幅一杯にポールが設置されています。
「野渡橋」の直ぐ上流側に渡良瀬川と思川との合流点が有ります。合流点近くで釣り人数人が釣りを楽しんでいました。
「野渡橋」を渡った所で道路が交差しています。真直ぐ進むと渡良瀬川右岸の堤防を越えて谷中湖の有る渡良瀬遊水地第一調節池内に入りますが、今回のコースはここを左に折れ、渡良瀬川右岸に沿って南に又下って行きます。
道路の脇、ところどころに車が止められています。「つくば」や「熊谷」、「群馬」ナンバーの車が多くみられます。道路の直ぐ東側を南流する渡良瀬川の河畔で、釣りを楽しむ人たちの物でした。
道路脇に建つ螺旋階段を供えた施設、「水位観測所」の表示が付いています。
この施設、遊水地内のあちらこちらで確認できます。台風や豪雨等で川の水位が上昇して、遊水地内に流入した推移を把握する為の施設と思われます。その為でしょう施設の位置情報が掲示されています。
更に先に進むと右手の堤防が異様な光を放っています。まるで鏡の様に太陽の光を反射させています。
確認する為、その先で堤防の上に向います。気になった輝く堤防には立ち入り禁止でいけませんでしたが、近くに石碑が有り「第一調節池 下流越流堤」と刻まれていました。
≪この越流堤は、利根川や渡良瀬川の流域を、洪水の被害から守るための重要な治水施設です。越流堤表面の特殊アスファルト舗装面を保護するため、法律に基づいて立入禁止としている≫との掲示がされていました。
堤防上を南に走ると。巨大な水門が有ります。
「渡良瀬遊水池第一水門」の銘板が取りついています。大きな鋼鉄製の扉が、今は三箇所全て全開状態になっていますが、下流側の利根川の水位が上昇して危険性が増した場合、この水門を閉じる事で渡良瀬川とそこに合流している「思川」や「巴波川」等の流れを止めて、遊水地内に溜める為の施設です。
水門から下流側を望むと「三国橋」やその先の「新三国橋」の姿が見えます。
ここから又、遊水地西側周囲堤を走って途中、谷田川橋を渡って、貯水池機場から谷中湖沿いの道にて下宮橋の所まで戻り、そこから谷中湖内に架かる「西橋」を渡って「中の島」へ行きます。
「西橋」付近で谷中湖の北方向を写真に撮りました。「北水門」や「太平連山」が望めます。
又、反対側南方向も写しました。写真右側に貯水池機場や第一排水門、左方向に古河の町並みが見えます。
中の島から北方向に進み「北橋」を渡って、スタート地点へ戻ります。
青空に黄色に色付いた木が鮮やかでした。
レンタサイクルを返却して、家路に戻ります。途中遊水地の北エントランス付近で、ススキの紅葉が綺麗だったので1枚写真に収めました。
ちなみに、レンタサイクルの料金は2時間以内で300円です。
同じ栃木市内ですが、我家から車で約1時間かかります。それでも広大な自然が広がる遊水地は、子供が小さいころから幾度となく訪れています。
今は、一人でのんびりと時間をすごすのに、もってこいの癒しの空間です。
ハート形をした谷中湖の北側、「谷中村史跡保全ゾーン」西横に有る「谷中湖子供広場・レンタサイクルセンター」で、ママチャリを借りました。
今回の目標は遊水地の南側、三国橋を渡って渡良瀬川左岸堤防脇に建つ石碑「渡良瀬川治水紀功碑」を見てくること。渡良瀬遊水地ハートランド城で頂いた「渡良瀬遊水地ハートランドマップ」と「渡良瀬遊水地サイクリングマップ」を持って、いざ出発です。
先ず真直ぐ南に向かって、谷中湖の湖畔へ出ます。湖を周遊する道路を右に曲がって、北方向に進みます。目的地は湖の南方向ですが、貯水池内道路を走行する場合は「反時計回り(左回り)」というルールが有るので、遠回りになりますが、がんばって先ず北水門方向に行きます。
周回道路は、ランニングする人や、本格的にサイクリングする自転車が、さっそうと走っています。私の選んだママチャリは、チョッと体にフィットしません。前回はスポーティーな機種を選択して、サドルが高くて、足が付きにくく危険だったので今回はママチャリを選びましたが、やはりスポーティーな自転車の方が乗り心地は良いようです。戻って交換するのも面倒なので、今回はこれで頑張ります。
北水門過ぎた後、道路の脇に建つ展望台に登ると、遊水地を360度見渡すことが出来ます。
周回道路は、ウォーキングする人、犬を連れて家族で散策する人達、走っている人達等、思い思いに秋晴れの青空の下で、楽しんでいるのが見えます。
ここで今回私が回ったコースを概略図にしてみましたので、参考にこの後の話に付いて来て下さい。
谷中湖を左手に眺めながら進んでくると、湖畔にヨットが止められ、遠く湖面には白い帆を張ったヨットが数隻見えます。湖の奥に白く見える建物が「北水門」です。結構西側に回り込んで来ています。
以前来た時は、ウインドサーフィンも見えましたが、今回は見えませんでした。
谷中湖の西側の中心地に来ました。ここから湖を横断する道が左手、湖の中央に有る中の島に向って伸びていますが、私は逆に谷中湖の西側に沿って流れる谷田川に架かる「下宮橋」を渡って、中央エントランスから渡良瀬遊水地の西側周囲堤上のサイクリングロードを南に自転車を走らせます。
谷中湖の南端の施設「貯水池機場」が左手に見えてきました。この辺りは「海から137km・利根川から5km」に当ると道路脇に表示が建てられています。
写真奥に連なる山並みは、太平山から晃石山・馬不入山に続く、足尾山系南端の山々です。
「三国橋」迄来ました。橋を渡って渡良瀬川左岸に渡ります。目の前は茨城県第二の街「古河の市街地が広がります。
橋の上から渡良瀬川の川面に目を落とすと、小舟が一艘陽の光を受けています。
自転車は橋を渡った所で左に折れます。車道が下って行く途中右側に有る公園に、今回の目的の一つ「渡良瀬川治水祈功碑」の背の高い石碑が見えます。
公園の名前は「古河公園」。石碑は他にも「渡良瀬川改修殉業諸氏記念碑」や「佐藤洋之助先生像」と記した胸像なども建てられていました。写真に収めて先を進めます。
渡良瀬川左岸の堤防上の道を北上します。左手には渡良瀬川河川敷の「古河ゴルフリンクス」が広がっています。
右手は古河の街並ですが、前方にこんもりとした森が有ります。「雀神社」の森です。その森をバックにした堤防の端に、又石碑が一基建てられています。
石碑脇の案内板に依れば、古河の地名が読まれた万葉歌碑に成ります。
【まくらがの 許我の渡りの からかじの 音高しもな 寝なへ児ゆえに】
「許我」とかいていますが「古河」の地名に成るそうです。
先を急ぎます。渡良瀬川の左岸を北上して「野渡橋」を渡って渡良瀬川右岸に移ります。
橋の両側には、大型車両を規制する為、普通車の車幅一杯にポールが設置されています。
「野渡橋」の直ぐ上流側に渡良瀬川と思川との合流点が有ります。合流点近くで釣り人数人が釣りを楽しんでいました。
「野渡橋」を渡った所で道路が交差しています。真直ぐ進むと渡良瀬川右岸の堤防を越えて谷中湖の有る渡良瀬遊水地第一調節池内に入りますが、今回のコースはここを左に折れ、渡良瀬川右岸に沿って南に又下って行きます。
道路の脇、ところどころに車が止められています。「つくば」や「熊谷」、「群馬」ナンバーの車が多くみられます。道路の直ぐ東側を南流する渡良瀬川の河畔で、釣りを楽しむ人たちの物でした。
道路脇に建つ螺旋階段を供えた施設、「水位観測所」の表示が付いています。
この施設、遊水地内のあちらこちらで確認できます。台風や豪雨等で川の水位が上昇して、遊水地内に流入した推移を把握する為の施設と思われます。その為でしょう施設の位置情報が掲示されています。
更に先に進むと右手の堤防が異様な光を放っています。まるで鏡の様に太陽の光を反射させています。
確認する為、その先で堤防の上に向います。気になった輝く堤防には立ち入り禁止でいけませんでしたが、近くに石碑が有り「第一調節池 下流越流堤」と刻まれていました。
≪この越流堤は、利根川や渡良瀬川の流域を、洪水の被害から守るための重要な治水施設です。越流堤表面の特殊アスファルト舗装面を保護するため、法律に基づいて立入禁止としている≫との掲示がされていました。
堤防上を南に走ると。巨大な水門が有ります。
「渡良瀬遊水池第一水門」の銘板が取りついています。大きな鋼鉄製の扉が、今は三箇所全て全開状態になっていますが、下流側の利根川の水位が上昇して危険性が増した場合、この水門を閉じる事で渡良瀬川とそこに合流している「思川」や「巴波川」等の流れを止めて、遊水地内に溜める為の施設です。
水門から下流側を望むと「三国橋」やその先の「新三国橋」の姿が見えます。
ここから又、遊水地西側周囲堤を走って途中、谷田川橋を渡って、貯水池機場から谷中湖沿いの道にて下宮橋の所まで戻り、そこから谷中湖内に架かる「西橋」を渡って「中の島」へ行きます。
「西橋」付近で谷中湖の北方向を写真に撮りました。「北水門」や「太平連山」が望めます。
又、反対側南方向も写しました。写真右側に貯水池機場や第一排水門、左方向に古河の町並みが見えます。
中の島から北方向に進み「北橋」を渡って、スタート地点へ戻ります。
青空に黄色に色付いた木が鮮やかでした。
レンタサイクルを返却して、家路に戻ります。途中遊水地の北エントランス付近で、ススキの紅葉が綺麗だったので1枚写真に収めました。
ちなみに、レンタサイクルの料金は2時間以内で300円です。
2022-11-08 10:51
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