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市内寺院堂々巡り(第六回)出井山華厳寺跡 [堂々巡り]

今回は都賀町の華厳寺跡を巡ります。
この場所は、平成五年に花と歴史ロマンをキャッチフレーズに都賀町の観光拠点としてオープンした「つがの里」になっています。所在は都賀町臼久保です。東北自動車道路の西側側道に面しています。春にはカタクリの花や桜、ツツジにハスの花。そしてアジサイ等次々と咲き出します。
花まつり「つがの里花彩祭(はなさいさい)」も開催されます。
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さて、最初に書いた通りここは史跡「出井山華厳寺跡」になります。
延暦八年(789)勝道上人によって開山されたという伝承があり、近世期には金堂・僧坊・観音堂・仁王門などが建ち並び壮観であったと言われ、都賀三十三観音霊場三十番札所並びに、下野三十三観音霊場二十二番札所になっていました。
東北自動車道によって道の東側に分断されてしまった木の鎮守「八幡宮」の別当職も務めていました。
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上の写真は八幡宮参道の赤津川に架かる「八幡橋」。橋の中央奥に木がこんもりとしている小丘が八幡宮、そしてその奥の山が観音山(元は出井山)になります。

しかし、明治の廃仏毀釈の法難に遭い、金堂やご本尊の千手観音像を焼失、廃寺となりました。
残った観音堂は明治二年(1869)山内から一時他に移築されましたが、平成十二年(2000)現在地に再移築されています。
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下の写真は都賀町木、大師久保の「大師堂跡の石碑」
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現在、下野三十三観音霊場二十二番札所は原宿の「医王山玉塔院」になっています。
<今回の記事は都賀町史を参考にさせて頂きました。>
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