SSブログ

市内寺院堂々巡り(第十八回)都賀三十三薬師巡礼④ [堂々巡り]

今回は16番から20番まで巡ります。
16番は田村町の西入坊です。ここは田村町の北関酒造の東、田下公民館のところで、東向き二間四面の薬師堂が有ります。堂内には千羽鶴などの飾り物が天井から吊り下げられておりました。
nisiiribou1.jpg
堂宇の北側の欄間に「奉献 都賀三十三薬師参拝順路」の奉額がかかっております。
nisiiribou0.jpg
昭和49甲寅年3月2日と有りますので、昭和5年にここ西入坊に来て、都賀三十三薬師の存在を知り、実際に三十三霊場を巡りその状況をまとめて、「下野史談」に発表をした近藤亀吉氏が見た奉額とは異なります。

17番は惣社町金井の重兵衛薬師です。
こちらもやはり地元金井の公民館の東側に南向きに建てられています。
昔の堂宇は老朽化の為取り壊されて、今は切妻屋根の現代のこじんまりした建屋に立て替えられています。
敷地内には公民館の他石仏などが残っています。
jyuubei2.jpgjyuubei1.jpg

18番は同じく惣社町内匠屋の六郎兵衛薬師です。
所在は惣社の大神神社の南方、バイパス道の南側に2m弱の盛土の上に立つ堂宇がバイパス道からも確認できる。入母屋造りで南向き、平成15年1月吉日の「薬師堂」の扁額が掲げられている。
rokurobei0.jpg

19番は思川を渡って壬生町に行き、通町の無量寿院です。
所在は壬生町のメイン通りから東側に1本入った細い道に、西向きに建てられている。お堂の南隣にはお決まりのように上通町公民館が有りました。
muryoujyuinn0.jpgmuryoujyuinn1.jpg
堂内には「都賀三十三薬師参拝順路」の額が掲げられ、天井には鮮やかな色彩の草花の絵が描かれていました。
muryoujyuinn2.jpg

20番は南に下がって下野市の国分寺薬師堂です。
真言宗豊山派の寺院で、本堂の西側に南向きの薬師堂が有ります。
kokubunnji0.jpg
1968年に私が撮影した国分寺の写真が有りました。画面の左隅に藁葺屋根の釈迦堂が見えます。又、薬師堂前面右側に「都賀三十三薬師参拝順路」が奉額されていましたが、昭和9年4月佛誕日と有り、書は近藤亀吉氏です。
kokubunnji2.jpgkokubunnji3.jpg
この額は現在も見られますが、文字はだいぶ消えかかっております。
kokubunnji4.jpg


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0