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栃木市岩舟町下岡に有る清水寺 [堂々巡り]

三月ですね。 栃木市近辺の桜の開花は3月下旬から4月上旬にかけてですから、もう1ヶ月足らずです。
梅は、咲き始めています。堂々巡りも、これからが楽しい時期です。多くの寺院に見ごたえの有る桜の木が有りますからね。
今日、訪れる堂宇は栃木市岩舟町下岡に有る清水寺です。大平町西山田にも清水寺と言う寺院が有ります。「花の寺」とか「瀧観音」で多くの参拝者やハイカー、観光客が訪れていますが、それとは別で、この岩舟町下岡の清水寺は「醫王山 清水寺」と言い、「佐野坂東三十三観音霊場六番札所の寺院になります。
私がこの堂宇に気が付いたのは、都賀三十三観音霊場を探して巡っている時でした。栃木から自転車に乗って皆川城内町を抜け、県道75号線(栃木佐野線)を岩舟町小野寺に向かい、8番札所の「小野寺山大慈寺」や10番小名路の「永照山中田寺」などを回っていた2013年11月21日の事です。
上岡に有る11番「実相寺跡(慈覚大師円仁御母公墳墓)」の後、次の12番三谷の「梅花山成就院」へ向かう途中、下岡を回り込んでいる時東の山の中腹、木立の中に建つ堂宇が目に入ったのでした。
お堂に向かう参道の入り口角に、十九夜塔を祀った小屋が有り、その小屋の側面に薄くなって読み難くなった文字で<佐野坂東三十三番 第六番札所「清水寺」>と記されています。
下岡清水寺0.jpg下岡清水寺1.jpg
細い参道を進むと道の両側にお地蔵さんが建っています。その先から石段が有り、右脇に「千手観世音」と刻んだ石碑。石段を登って行くと、両側に数基の石仏、更に登りお堂の前に出ます。
下岡清水寺2.jpg下岡清水寺4.jpg
お参りをして付近を散策、「百萬遍供養塔」「普門品供養塔」等が有りました。
下岡清水寺5.jpg下岡清水寺3.jpg
家に戻ってから「佐野坂東三十三観音霊場」について調べてみると、
≪元禄四年(1691)三月、招かれて吉水の救世山東明庵開基となった、雲国法師(本源雲国)は、念仏修行に専念し、特に観世音菩薩を信仰し、境内に観音堂を建てて馬頭観音を安置した。又、同十一年には近在各地の寺院に呼びかけて、坂東33ヶ所の霊場にならって、同行33人と「佐野坂東33ヶ所」を作った。観音堂前にはこれを記念した石塔がある≫
(田沼町史第1巻自然・民族編より抜粋致しました)
この33ヶ所の中に、栃木市関係の札所は6ヶ所入っておりました。
   5番:岩舟町古江  「施無畏山東光院」 ※観音堂はお寺の境内から離れた場所です。
   6番:岩舟町下岡  「医王山清水寺」
   7番:岩舟町小野寺 「櫁川山浄光寺」 ※所在地をまだ確認できていません。
   8番:岩舟町畳岡  「神明山正覚寺」 ※無量山浄泉寺に合寺、現在恵生院にて管理
   9番:岩舟町下津原 「明星山不動院」  ※高平寺管理
  33番:出流町     「出流山満願寺」  ※坂東三十三観音霊場 第17番札所


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