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栃木市都賀町新名地の馬頭観音堂 [堂々巡り]

今回は、栃木市都賀町家中、新名地の馬頭観音堂を巡ります。この馬頭観世音は、当所鷲宮の半田仙衛門さんが、思川で投網を使って漁をしていた時、網にかかったものと云われています。
さて、この馬頭観世音菩薩様はどこから来られたのか。以前都賀町が発行していた「広報つが」において、歴史再発見と言うコーナーが連載された事が有りましたが、その中でこの「馬頭観音の故地を尋ねて」と言う記事が出ておりました。そこには当時都賀町文化財委員の皆さんが、調査をされたそうで、結果としては、鹿沼市下粕尾に有る常楽寺と言う、録事尊で有名な寺院にたどり着いたそうです。
洪水によって流されてしまった観音様でありますが、川の底からひろわれ、新たな家中の地において、手厚く祀られ守り続けてこられた訳です。
現在観音堂の場所は、隣りに「新名地集落センター」が有ります。観音堂に行くには、旧日光例幣使街道の「東武日光線家中駅」入口の交差点を駅と反対方向に曲ります。県道296号線(都賀小山線)に成ります。ここを600m程東進すると、道路の右側に「新名地」と記したイチゴの赤い実を模った道標が立っています。
道標が示す方向に300m程南進すると、道路左手の木立の中に、観音堂が建っています。
新名地馬頭観音堂3.jpg
南向き二間四面宝形造りの堂宇の正面に鰐口が。その後方に文字が消えかかって読み難いが、「馬頭観世音」と分かる扁額が掲げられています。
新名地馬頭観音堂1.jpg新名地馬頭観音堂2.jpg
観音堂に向かって右側手前に銀杏の大木が1本、その根元に小型ですが数多くの「馬頭観音」と刻した文字塔が祀られています。
新名地馬頭観音堂4.jpg新名地馬頭観音堂5.jpg
下粕尾から来られた馬頭観世音様は今ここで地元の皆さんと共におりました。

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