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栃木市樋ノ口町の地蔵堂 [堂々巡り]

今回は、栃木市樋ノ口町に有る地蔵堂を巡ります。
この地蔵堂の存在を知ったのは、2013年10月24日に成ります。雨が降っている中、何を考えたかウォーキングに出かけ、小山市思川方面に向かっていましたが、高谷町の萬福寺付近まで来た時、雨足が激しく成って来て、足元が濡れて来たので、これ以上行っても仕方がないと、引き返した時に偶然に見つけたのでした。
樋ノ口地蔵堂4.jpg樋ノ口地蔵堂5.jpg
(2013年10月雨の中、初めて堂宇の存在を知りました)
その時はどのようなご本尊をお祀りした堂宇なのか、堂宇に何も手掛りが無く分かりませんでした。その後栃木市図書館で閲覧した栃木市老人クラブ連合会伝承活動63年度「栃木市の社寺」に、「延命地蔵尊」として紹介されているのを、見つけました。
その古事来歴に付いて、≪慶長14年(1609)頃、修行僧六部により開寺された、海叶寺境内にあった付属の建物であった。海叶寺は嘉永六年(1853)三月廃寺となり、延命地蔵尊堂が残り、その後改築を重ね、信仰者が多く今日に及んだ。鳥害、ローガイ等流行病平癒祈願が叶えると言われております。≫
樋ノ口稲荷神社.jpg
(樋ノ口町の稲荷神社。赤い鳥居が目に留まります)
地蔵堂の場所は、樋ノ口町でもJR両毛線の北側に位置し、県道243号線が樋ノ口町北東部を通過している西側に赤い鳥居の有る「稲荷神社」の所で、神社南側の道を西に100m程行った所の交差点を右折すると、直ぐ左手に数基に石仏が並んでいます。その奥にまだ最近建て替えられたと思われる、東向き二間四面銅板葺き宝形造りの堂宇が建っています。
樋ノ口地蔵堂1.jpg
(水田の中に建つ地蔵堂、背景に見えるのが太平山)
石仏の紀年銘を見ると、享保十三年(1728)~元治元年(1864)に建てられております。
樋ノ口地蔵堂2.jpg樋ノ口地蔵堂3.jpg
(地蔵堂の入口脇に並ぶ「十九夜供養」などの石仏)
先日、訪れた時先ほどの「稲荷神社」で桜の木に防虫剤を散布しておられた古老と話しを交わした時、地蔵堂は4年ほど前に建て替えたと教えて頂きました。今もしっかり地元の皆さんによって守られている様でした。

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