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第二公園に有る芭蕉句碑 [石碑]

今日はカレンダーに、国民の祝日「体育の日」となっています。以前は10月10日が「体育の日」ですが、今年は土曜日に当たった為、月曜日の今日に振替となって、3連休の最終日となりました。昨日は肌寒い1日だったのですが、今日は晴れて暑くなりました。体育の日という事も有って、近くの小学校の校庭では幼稚園の運動会も行われています。
陽気が良いので、今日もぶらっと町に出かけました。そして最近情報を得た「松尾芭蕉の句碑が、旭町の第二公園に有る」という事で、早速確認する事にしました。これまで何度も第二公園に行ってますが、気にもしていませんでした。
神明宮の南側の第二公園は東側に噴水池の有る庭園部分と、西側の滑り台等の遊具を備えた児童公園とに成っています。芭蕉の句碑は丁度その中間位置、大きな石燈籠の近くに建てられていました。
石碑に刻まれている句は
「叡慮にて 賑はふ民の 庭竈」(えいりょにて にぎわうたみの にわかまど)。
この句は、貞享年間(1684~1687)に詠まれた句に成ります。
句碑は明治三十三年(1900)五月十日、皇太子(大正天皇)御成婚記念に建立されました。
芭蕉句碑の有る第二公園1.jpg
(第二公園西口より東方向を撮影。児童公園の中央に大きなクスノキが枝を広げています。)
芭蕉句碑の有る第二公園2.jpg
(写真中央に写る石碑が、芭蕉の句碑に成ります。)
芭蕉句碑の有る第二公園3.jpg
(芭蕉句碑。「叡慮にて 賑はふ民の 庭竈」)
芭蕉句碑の有る第二公園4.jpg
(句碑の後方(東側)に有る噴水池。噴水の後方に神明宮の本殿を望む)

しかし、インターネットの情報量とは、計り知れないものだと、改めて今回感じられました。「叡慮にて」の句で検索をかけると、「栃木県栃木市 神明宮」に句碑があるとして、「神明宮の句碑」の写真が見られるのですから。

早速句碑の写真を撮りましたが、碑面に木の陰が出来て、少し読み難くなっています。 石碑の背面にはこの句碑を建立した人達の名前が並んでいますが、ハッキリと写真には写っていません。筆頭に刻されているのは、「晩露 櫻井源四郎」と何とか判読出来ました。櫻井源四郎は明治34年3月から明治44年3月まで、第五代から第七代まで栃木町長を務めた、万町の肥料商で明治43年3月に合名会社栃木カイロ灰販売所を設置した人です。氏名の上の「晩露」は櫻井源四郎の俳号と思われます。
石碑周辺には何も案内が出ていませんので、なかなか気付きません。もちろん私などに石碑に書かれた俳句を読む能力も有りません。それでも見てみると見ごたえの有る句碑に思えます。
又一つ、栃木の事を知る事が出来ました。

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