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群馬県桐生市の重伝建保存地区を歩く [歩く]

今日は、「歴史と文化を歩く会-栃木」のメンバー16名にて、お隣の県群馬、桐生市の街中を歩いて来ました。今回歩いた所は桐生新町重要伝統的建造物群保存地区で、我が栃木市の嘉右衛門町と同じ、平成24年7月9日に同時に重伝建保存地区に選定された所になります。
天気予報では、朝から1日雨、所によっては強く、雷の発生も有るという最悪の状況。朝家を出る時にはすでに小雨が降っていました。それでも「雨の時は雨の時でなければ見られない景色が見られる。」とポジテブ思考で出発しました。
栃木駅からJR両毛線の列車に揺られて50分後、桐生駅に到着。桐生の空は予想以上に明るく、雨粒も時折頬を濡らす程度で、用意した雨傘もまだ広げる程でもない。「これ位で降るのを辛抱してほしい」と、天に願う。
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(歩き始めて目に留まった歴史を感じるビル)(街中に立つ、「桐生新町町立て祭」の幟旗)
まず、桐生駅から歩いて重伝建保存地区となっている、本町二丁目の「有鄰館」へ向かいます。この有鄰館の中に有る、「桐生からくり人形芝居館」にて、毎月第一と第三土曜日に開演されるからくり人形芝居を見る事が、今回の桐生行のひとつの目的にもなっていました。
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(有鄰館の奥、「からくり人形芝居館」へ)    (桐生からくり人形芝居館入口)
保存会の方々から、展示されているからくり人形の動く仕組みの説明や、保存会のこれまでの活動の様子などを聞いた後、実際にからくり人形による芝居の鑑賞をしました。演目は「曽我兄弟夜討」と天女の人形が空を優雅に舞う「羽衣」の二つを見せて頂きました。芝居の様子を撮影する事は叶わなかったのですが、反面シッカリと上演されるからくり人形達の演じる様子を見る事が出来ました。
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(館内撮影禁止のなか、撮影OKの一コマ) (昭和初期上演の写真を基に復元された人形)
からくり人形の芝居鑑賞を終え、外に出ると白い雲の間から青い空が覗いて、朝からの小雨もすっかり止んでいました。時計はすでにお昼の12時になろうとしていて、お腹もかなり空いて来ています。そこで弁当を食べる為に、本町1丁目の「四辻の斎嘉」に向かいます。
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(外はすっかり雨も上がり青空も。有鄰館煉瓦倉庫) (雨傘も日傘代わりに。四辻の斎嘉へ)
途中通りに建つ多くの歴史を感じる建物を横目に、まずは腹ごしらいを済ませて、午後の地元のガイドさんの案内に依る街歩きに期待を膨らませます。
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(昼の弁当を食べる場所として、御庭を貸して頂いた「四辻の斎嘉」さん)
午後1時より地元のボランティア観光ガイドの方二名の案内で保存地区の歴史的背景を含め説明を聞きながら、桐生の街中ウォークを堪能しました。
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(絹織物業の街のシンボル「のこぎり屋根」の工場の説明を聞く)
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(現在はパン工房やワイン貯蔵庫等に利用されている、旧機織り工場)
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(本町通りの北端に遷座する天満宮社殿)  (本殿周りに施された見事な彫刻装飾)
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(天満宮裏手の群馬大学理工学部に残る、国登録有形文化財の建物)
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(からくり人形芝居館の有る有鄰館は中も外も見どころ満載でした)
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(いたる所で見かける土蔵も、それぞれ個性が有ります)
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(本町通りで現役で営業している銭湯) (桐生信用金庫本町支店屋根の風見鶏)
楽しい時間はあっという間に経ってしまいます。両毛線は予定する時間に遅れてしまうと、次の電車まで30分以上待たなければなりませんので、後半は早歩きで駅に向かいました。案内して下さったガイドの方々には無理ばかりお願いしてしまいましたが、無事に予定の電車で、栃木へと帰る事が出来ました。
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(JR桐生駅下り線ホーム) (下り線ホーム反対側、わたらせ渓谷鉄道の車両が発車を待つ)

又、何時かじっくりと歩いて見たい、桐生の街でした。今日の総歩数は、11,493歩。

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