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皇居内旧本丸に有った午砲

丁度一週間前、一般皇居参観に出かけましたが、その折皇居東御苑の見学も行ないました。広い東御苑の中を見て歩いていると、江戸城本丸跡の南側に広がる芝生の中央辺りに、ポツンと一つ直方体の石が見えました。
午砲台跡1.jpg
(皇居東御苑、江戸城本丸跡南側に広がる芝生広場)
「午砲台の跡です。」案内をしてくれた、ボランティアガイドの方が説明してくれました。写真を拡大してみると「午砲台跡」と刻されていました。
午砲台跡2.jpg
(拡大写真)
ところが、昨日たまたま訪れた、小金井市に有る「江戸東京たてもの園」の中で、この旧江戸城本丸庭園に有った「午砲」が保管・展示されているのを知りました。
午砲2.jpg
(小金井市、江戸東京たてもの園内に展示されている、皇居旧本丸跡の「午砲」)
午砲1.jpg
(「午砲」の説明板)
それは、石の台座の上に据えられて、重量感たっぷりの大砲です。脇の説明板によると、
≪1871年(明治4)9月9日から、皇居内旧本丸で、この大砲により正午を知らせる空砲が発射された。「午砲」による正午の通報は、今の東京都区部の大部分に聞こえ、その音から「ドン」と呼ばれて人びとに親しまれた。・・・(後略)≫と、記されています。
又、同じく園内を見て歩いていると、やはり先日東御苑内で見た、「皇居正面石橋の旧飾電燈」と同じものを、目にしました。
正面石橋の旧飾電燈(江戸東京たてもの園内).jpg正面石橋の旧飾電燈(説明板).jpg
(江戸東京たてもの園内に展示されている、皇居正面石橋の旧飾電燈)
皇居正面石橋欄干の中央と両側の計6ヶ所に有る「男柱石」上に設置されたこれら6基の飾電燈の二つを、この一週間で見る事になりました。復元された台座の男柱石の上に設置された飾電燈。その台座に立つ部分の飾電燈の形は、爪を立て台座を捉えている四本の獅子の足の形にデザインされています。近くで見るとあらためて見事な装飾に驚くばかりです。
正面石橋の旧飾電燈2(江戸東京たてもの園内).jpg正面石橋の旧飾電燈3(江戸東京たてもの園内).jpg
(見事な装飾が施されている、飾電燈)
これら一つ一つのものが、東京のいや日本の一時代を証明すものとして、シッカリ保管され、そして私達が何時でも見られることが出来るのは、幸せな事で本当に嬉しく感じました。

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