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市内寺院堂々巡り(二十一回)尊照院 [堂々巡り]

今、市内堂々巡りは「都賀三十三薬師」巡りをしている所ですが、同じく都賀の観音霊場三十三ヶ所とその巡礼地域に違いが有ります。観音や薬師の三十三ヶ所霊場の制定の背景や時期については、分かっておりません。状況からすれば江戸時代後半かと推定しますが、その頃「都賀郡」はまだ下都賀郡と上都賀郡が分かれる前ですので、今の鹿沼市全域の他、日光市の南西部が含まれています。
しかし、都賀三十三観音および薬師の霊場はほとんど栃木市を中心とした範囲に留まっています。
特に観音霊場は三十三ヶ所の内三十二ヶ所でたった一ヶ所が小山市小薬の「称念寺」が栃木市外になります。それでも地域的には栃木市のすぐ隣に当たります。
地域的な内訳をみると、旧栃木市と岩舟町がそれぞれ11ヶ所、大平町6ヶ所、都賀町と西方町が2ヶ所づつ、そして小山市が一ヶ所です。
観音霊場に対して、薬師霊場は少し北東方向にずれています。
内訳は、旧栃木市が21ケ所、壬生町が4ヶ所、小山市3ヶ所、下野市と鹿沼市が2ヶ所づつそして大平町が1ヶ所です。
観音霊場が11ヶ所有った岩舟町は薬師霊場はゼロです。一ヶ所も有りません。この地域の違いの理由が何によるものかまだ掴めていません。
又、観音にしても薬師にしても、「都賀」と言ってはいますが実際はほとんどが下都賀郡です。
鹿沼市の2ヶ所も壬生との境の北赤塚町の「龍光寺」と、北半田の「医王寺」です。
どこかに記録が残っていればと思っています。さらに調査が必要です。

さてそんなことで今回も引き続き「都賀三十三薬師霊場」27番を巡ります。
所在は栃木市都賀町家中桜本、「尊照院」です。堂宇は二間四面東向き、屋根は昭和4年4月に亜鉛板葺に改造されました。境内には六地蔵や無縫塔の他、十九夜塔など多数見られます。又、桜の木や滑り台、ブランコ等の遊具も設置され、地域の憩いの場になっているようです。
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尚、ここ桜本から少し北東に行った所に鷲宮神社が有りますが、毎年11月23日はお酉様のお祭りが盛大に行われています。昨年は私も行ってきました。
境内は露店や各地区から集まった人形山車、そして多くの参拝者で大賑わいです。
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お囃子のぶつけ合いやお神楽などが行われます。お神楽は「猿田彦舞」や「天磐戸開き」など多くの題目が演じられていました。
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途中で神楽殿や山車の上などからお菓子や餅などが撒かれ、子供達ばかりでなく大人も混じって大騒ぎになっていました。
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村の鎮守のお祭りは皆さんとても楽しそうでした。



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