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栃木市都賀町原宿の玉塔院 [堂々巡り]

今回訪問をする寺院は栃木市都賀町原宿に有る玉塔院です。
都賀町史によると、正式名称は「医王山 玉塔院 神宮寺」と称し、真言宗豊山派の寺院です。
玉塔院は、天正十六年(1588)皆川氏の一族、吹上城主膝付信濃守の子、九郎左衛門の開基で吹上村野場新田に建立されましたが、慶長元年(1596)覚円坊によって現在の地に移されました。その後五代将軍徳川綱吉の元禄九年(1696)賢栄法印が入山し「医王山 神宮寺 玉塔院」としたと伝えています。
皆川城内町に有る持明院の末寺になります。

お寺の東側参道入口の左右に石柱が有り、右側はお寺の名前が彫られています。一方左側は少し小ぶりですが「下野三十三所観音霊場 第二十二番札所」と彫られています。
この二十二番札所は当初は都賀町木に有った「華厳寺」でしたが、明治初年の神仏分離令によって廃寺となった為、二十二番札所は玉塔院に変わりました。
玉塔院2.jpg玉塔院3.jpg
この標柱の丁度うしろに二間四面赤い屋根の堂宇が東向きに建っていますが、これは観音堂ではなく薬師堂だそうです。山号が「医王山」になっていますから、それはそれでうなずけますが、山門の外側に有るので本尊では無いようです。
玉塔院1.jpg玉塔院0.jpg
尚ここの地名「原宿」の名前の起こりはシンプルです。「原の中に一本の道が有り、その道沿いに家が建ち、宿が出来たので、原の宿、原宿」と呼ばれるようになったとの事です。

今回参考にさせて頂いた資料は、広報つがより「歴史再発見」です。
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