SSブログ

嘉右衛門町伝建地区でのイベント「蔵フト麦酒ウォーク2022」へ [建物]

今日、久しぶりに良く晴れたので、歩いて外出しました。
目的は、嘉右衛門町通りで、昨日から2日間の日程で開催されている「蔵フト麦酒ウォーク2022」の企画で、「石蔵での音楽コンサート」が有り、普段は入れない石蔵の中に入ることが出来るからです。
石蔵は嘉右衛門町通りに面した、油伝味噌店の裏手に建つています。
油伝味噌店舗1.jpg油伝味噌店土蔵.jpg
油伝味噌店は、創業天明年間と言われていますから、西暦1781年から1789年頃の、今から240年程前と言う事に成ります。初代の油屋伝兵衛さんが、此の地に油屋を始めたそうで、其の後質業や味噌の醸造も手がけました。今も江戸時代の繁栄を物語る様な多くの土蔵が立ち並んでいます。
油伝味噌店食事処.jpg油伝味噌店田楽セット.jpg 現在は店舗入口脇に有る食事処で、田楽セットなども提供しています。
石蔵全景.jpg石蔵鉄扉.jpg
そして、目的の石蔵は、それらの建物の一番裏手、細い路地を挟んだ先に建っています。
その石蔵の南側中央部に鉄の扉が設けられていますが、今回その扉が開かれました。
蔵フト麦酒ウォーク2022にて5.jpg
丁度私が到着したとき、午前の部の演奏が始まる所でした。石蔵の中に入ると一瞬その暗さに驚きましたが、目が慣れてくると既に会場は満席状態、私は後方で立ち見に成りました。写真を撮るにはその方が都合も良いので。
石蔵コンサート1.jpg蔵フト麦酒ウォーク2022にて6.jpg
石蔵コンサート2.jpg石蔵コンサート3.jpg

演奏者は、「Chemin de Neige」(高橋由紀・平田 侑)と紹介されているだけで、音楽に疎い私には分からない方々でしたが、フルートとピアノのコンサートでした。
演奏が始まると、石蔵の中の空間にフルートの柔らかい音色が広がって、まさに聞き惚れる感じを味わいました。もちろんピアノ演奏もフルートの音色とやさしく共鳴しています。
無料でこのような上質な音楽を、しかもビールを飲まれている方にとっては、最上の音の調べをおつまみに、心地よい時間をすごせているのでしょう。

演奏終了後に、嘉右衛門町通りを散策しました。
丁度お昼時と成っていたせいで、食事を提供するお店は何処も行列が出来ていました。
蔵フト麦酒ウォーク2022にて2.jpg
蔵フト麦酒ウォーク2022にて1.jpg
ヤマサ味噌工場の跡に、伝建地区の拠点施設として整備された、ガイダンスセンターなどの建物にイベント本部があり、そこに栃木市大平町西水代出身で、ビール麦の父と呼ばれる「田村律之助」に因んだクラフトビール「律之助物語」シリーズの、「麦秋」・「麦笛」・「麦処」のラベルを貼った瓶ビールがならんでいました。栃木市産麦芽100%のビールの味、興味を引かれました。さっそく買って味わってみたいと思います。
蔵フト麦酒ウォーク2022にて3.jpg蔵フト麦酒ウォーク2022にて4.jpg

家に戻ってから、石蔵コンサートで演奏していた奏者について、インターネットにて検索をしてみました。「Chemin de Neige」と入力すると、すぐにホームページが表示されました。この言葉はフランス語で「雪の道」という意味なのだそうです。読みは「シュマン・ドゥ・ネイジュ」と発音するそうです。
フルート奏者の髙橋由起さんと、ピアノ奏者の平田 侑さんのデュオの名前だと知りました。
日本とフランスで活動していて、髙橋さんが栃木県出身とのことで、栃木市での事業などでもコンサート活動をされているとの紹介もされていました。
機会が有ったら、又、お二人のコンサートを聴いてみたいと思いました。

nice!(1)  コメント(0)