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市内寺院堂々巡り(第八回)出流山満願寺 [堂々巡り]

栃木ふれあいバスの出流・星野方面に乗車すると、栃木駅から300円で終点の出流観音に行くことが出来ます。移動時間は約70分、初めての人は途中鍋山石灰の砕石工場群の中を抜ける為、違和感を感じるかもしれません。バスの終点から少し道を登ると、山門(仁王門)が見えてきます。
その手前で寺院らしく擬宝珠の付いた朱塗りの「大門橋」を渡っていきます。この橋、1994年3月の架け替え前は「不動橋」という名前でした。
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下を流れる川は「観音入り沢」、下流部では「出流川」と呼称がかわります。鍋山にて「永野川」に合流します。
山門をくぐると前方に薬師堂が有ります。
私が子供のころは、バスで来るとこの山門をバスがすれすれで通り抜けた記憶が有ります。
現在は山門の右側に自動車道が出来ています。
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正式には「出流山満願寺」と言い、真言宗智山派の別格本山になっています。
ご本尊は「千手観世音菩薩」、天平神護元年(765)勝道上人が創建したと伝えています。
「坂東三十三観音霊場17番札所」です。他にも「関東八十八ヶ所霊場・特別霊場」・「佐野坂東三十三札所第33番」「下野三十三観音霊場29番札所」等にもなっています。

石段を登って行くと正面に八間四面の入母屋作りの大御堂が現れます。
参拝を済ませたら、本堂の右側から入場料を払って、奥之院へ向かいます。
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杉の老樹におおわれた細い山道を登って、「如蓮堂」や「太子堂」の前を通って進んでいくと、山の絶壁の中腹に舞台造りの奥之院を仰ぎ見ます。堂内には鍾乳石からなる4m程の十一面観世音の後姿を拝むことが出来ます。
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奥之院への石段の登り口の右手に落差10m程の「大悲の滝」があります。

ここ出流山は栃木市内でありながら、夏涼しく秋は紅葉で楽しませてくれます。
門前の出流町は手打ち蕎麦のおいしい店が軒を連ねています。参拝した帰りには是非お勧めです。

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