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栃木市内の橋がよみがえっています。 [栃木市の河川と橋]

昨年の9月9日夜半の大雨により、栃木市内でも幾つかの橋梁が、橋脚が流され落橋し、通行が出来なくなったり、外見は問題なさそうでも、専門家が判断すると渡る事が危険と診断され、一時通行止めの処置が取られた場所が有りました。
元々今回被害を受けた橋は、架橋された年が古く、栃木市が平成25年4月に策定した、「栃木市橋梁長寿命化修繕計画」の対象にも入っている物がほとんどでした。
今、栃木市内の河川においては、多くの箇所で被害を受けた場所の河川改修が、急ピッチで進められています。
栃木市街地を流れる、巴波川に架かる「巴波川橋」「倭橋」「常盤橋」が年末年始にかけ橋の修繕が行われ、一時通行止めの期間が有りましたが、現在は全て完了したようです。
どの様な修繕が施されたものか、素人の私などに分かる訳は有りません。ただ外観を眺めて、橋の床版が再舗装され、高欄の汚れや変色も除去されて、白く綺麗な元の状態に戻った様に感じる位です。
巴波川橋1.jpg
(修繕が完了した1934年12月竣工の「巴波川橋」。橋の高欄が綺麗な姿に戻りました)
倭橋1.jpg
(修繕が完了した1930年12月竣工の「倭橋」。こちらも橋の高欄も綺麗になりました)
常盤橋1.jpg
(修繕が完了した1961年竣工の「常盤橋」。こちらの高欄も汚れが取れよみがえっています)
常盤橋3.jpg常盤橋2.jpg
(常盤橋の親柱、以前は鉄製のバンドで保持されていましたが、修繕後バンドが取れました)
昭和26年、栃木の市街地を洪水被害から守る為に、開削された「赤津川分水路」にも、今回の大雨は大量の水を市街地西側を流れる、永野川に流しました。その結果この区間では14橋の内、「田原橋」と「鹿島森橋」の2橋が落橋、「長宮橋」が通行止めとなりました。
長宮橋1.jpg長宮橋2.jpg
(通行止めが解除された「長宮橋」)
私は良く「新井橋」を利用していますので、心配をしていましたが、先月修繕がされた様で、橋の高欄が新しく変わっていました。「長宮橋」も先日行った時は、通行が出来る様になっていました。
新井橋2.jpg新井橋1.jpg
(修繕前の「新井橋」)
新井橋3.jpg新井橋4.jpg
(修繕後の「新井橋」。橋の高欄が付け替えられました)
赤津川分水路が造られた当時に架橋された12橋の内、県道が通っている2橋、「平和橋」(県道32号)と「泉橋」(県道75号)は、その後新しい橋に架け替えられていますが、その他の10橋は昭和24年が6橋、昭和25年が2橋、昭和26年が1橋、そして昭和30年1橋の架橋と、全て60年以上になっています。そしてこの10橋の内「長宮橋」と「新井橋」は相当な通行量が有りましたから、「長宮橋」の通行が出来なくなった時は、多くの方が大変な不便を感じられたものと、思われます。通行が再開されて本当に良かったと思います。
鹿島森橋1.jpg鹿島森橋2.jpg
(落橋した「鹿島森橋」 現在、落橋した橋の残骸は、撤去されています。)
田原橋1.jpg田原橋2.jpg
(橋脚・橋桁が傾いてしまった「田原橋」 現在、全て撤去され跡形も有りません)

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