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昭和57年1月大平町の永野川に架かる橋を巡りました。 [栃木市の河川と橋]

先日、今から34年前の昭和57年(1982)に、大平町を流れる永野川に架かる橋を巡って撮影したフィルムが、押し入れの段ボール箱の中から見つかりました。その写真の中には現在もその当時のまま残っている橋や、すでに架け替えられ姿を変えた橋も有りました。
県道11号(栃木藤岡線)に架かる「永久橋」から紹介していきます。
1.永久橋57年.jpg
(昭和57年撮影、永久橋遠望)
写真の「永久橋」は旧道側に架かる橋です。その橋の手前に現在の新道に架かる「永久橋」の橋脚が見えます。新しい「永久橋」は1983年7月の竣工ですから、撮影の翌年に開通しました。ちなみに旧永久橋の竣工は1937年という事で、架橋後79年が経っていますが、現在も現役です。
永久橋1.jpg永久橋2.jpg
(従来の永久橋の下流に架けられた「永久橋」) (新しい「永久橋」の銘板)
永久橋の下流、永野川に架かる東武日光線の鉄橋です。
2.東武日光線永野川鉄橋57年.jpg
(昭和57年撮影、東武日光線永野川鉄橋)
次は「川谷橋」です。現在の橋は1984年3月の竣工になりますから、写真に写るのは架け替え前の「川谷橋」と思われます。
3.川谷橋57年.jpg
(昭和57年撮影、川谷橋東橋詰より)
2013年川谷橋1.jpg2013年川谷橋2.jpg
(現在の「川谷橋」、上流側右岸より)          (川谷橋の銘板)
次は、川谷橋の下流に見られる堰になります。この堰の永野川右岸より取水した水は、「赤津用水」として永野川の西側をほぼ並行して南流、西野田・西水代・伯仲の水田地帯を潤していきます。
4.川谷橋下流堰57年.jpg
(昭和57年撮影、永野川左岸より赤津用水取水堰)
赤津用水取水堰1.jpg赤津用水取水堰2.jpg
(現在の赤津用水取水堰、右岸下流側より)   (現在の取水口の水門)
次に来る橋は「諏訪橋」です。竣工は1934年で現在も写真の状態で利用されています。写真右奥に磯山(標高51メートル)が見えます。磯山の南麓には真弓の諏訪神社が鎮座しています。又、写真左手の木立は、蔵井の諏訪神社が祀られております。
5.諏訪橋57年.jpg
(昭和57年撮影、 諏訪橋を上流側左岸より)
次の橋は磯山の裏手に架かる「山下橋」です。竣工は1968年3月で現役です。県道252号(蛭沼川連線)が渡っています。
7.山下橋57年.jpg
(昭和57年撮影、山下橋を上流側右岸より)
次の橋は「町田橋」ですが、写真の橋はすでに新しい橋に架け替えられえいます。現在の「町田橋」は1992年3月の竣工になります。
10.町田橋57年.jpg
(昭和57年撮影、町田橋 下流側右岸より)
2013年町田橋1.jpg2013年町田橋2.jpg
(現在の「町田橋」)                     (町田橋の銘板)
次の橋は県道311号(小山大平線)が通る「永豊橋」、竣工は1977年1月です。この橋親柱に表示された橋名は「永豊橋」ですが、橋桁に取り付けられた橋銘板には「真弓橋」となっています。なぜ上下で名前が変わってしまったのか、興味ありますね。
11.永豊橋57年.jpg
(昭和57年撮影、 永豊橋西橋詰より)
暫らく永野川沿いに南に進むと、榎本の北の端に架かる「両明橋」が現れます。この橋も竣功が1934年と古い橋でしたが、昨年2015年8月に修繕をして、橋脚や橋桁は以前の姿を留めていますが、高欄は鉄骨製に変更されています。
12.両明橋57年.jpg
(昭和57年撮影、 両明橋 西橋詰より)
2016年両明橋1.jpg2016年両明橋2.jpg
(現在の両明橋 西橋詰より)              (両明橋の銘板)
次は、1977年に竣工した「永和橋」です。この橋は太鼓橋程では有りませんが、橋の中央部が高く反っている為、自転車で渡る人には少ししんどい橋になります。
14.永和橋57年.jpg
(昭和57年撮影、 永和橋 下流側左岸より)
次の橋は旧国道50線、現在は県道36号(岩舟小山線)が渡る「千部橋」です。竣工は1962年、旧道の上流側に新しく架橋されました。橋の上流側には1985年3月に「千部側道橋」が竣功しています。
15.千部橋57年.jpg
(昭和57年撮影、千部橋 東橋詰より)
「千部橋」の下流側旧道に架かっている旧「千部橋」になります。
17.旧千部橋57年.jpg
(昭和57年撮影、旧千部橋。バックに写っている橋が、新しい千部橋)
この橋も、これまで紹介した上流側の「諏訪橋」や「両明橋」と同じ、1934年に架橋された古い橋でしたが、昨年2015年9月10日の台風に依る激流の為に、落橋してしまいました。
次は工事中の写真になりますが、私がこれら永野川流域の写真を撮影した昭和57年(1982)頃は、ここ永野川と東側を流れる巴波川では、建設が進む国道50号バイパス(岩舟小山バイパス)の架橋工事が行われている時だったのです。永野川には2001年12月、「新永野川橋」が竣工しています。
19.永野川橋57年.jpg
(昭和57年撮影、永野川橋下部工事の表示板)  
2013年新永野川橋1.jpg2013年新永野川橋2.jpg
(現在の国道50号線が渡る「新永野川橋」、下流側右岸より)(新永野川橋の銘板)
架橋工事中の直ぐ下流側に次の「堀の内橋」が架かっています。この「堀の内橋」は1972年3月の竣工です。写真手前には下流側の堰が写っています。
21.堀の内橋下流堰57年.jpg
(昭和57年撮影、堀の内橋 下流側右岸より)
次の橋は高欄も無い簡単な橋です。写真には写っていませんが、橋詰に重量規制1トンの標識が立てられていました。正直この橋が何処に架かっていたか、記憶が定かでは有りませんが、フイルムの撮影順とその当時の永野川の架橋実態などから思いめぐらすと、現在「伯楽橋」の掛かる場所の以前の橋だと判断します。現在の「伯楽橋」は2008年3月に竣工しています。
22.伯楽橋57年.jpg
(昭和57年撮影、伯楽橋以前の橋)
2013年伯楽橋1.jpg2013年伯楽橋2.jpg
(伯楽橋、下流側左岸より撮影)       (伯楽橋の銘板)
次の「落合橋」は永野川の最下流に架かる橋でした。永野川はこの橋の下流で左側から流れて来た巴波川の右岸に合流して行きます。
23.落合橋57年.jpg
(昭和57年撮影、落合橋 上流側左岸より)
現在はこの場所から少し上流側に、「新落合橋」が架橋されています。2000年9月の竣工です。
2013年新落合橋1.jpg2013年新落合橋2.jpg
(上流側に新しく架橋された「新落合橋」)         (新落合橋の銘板)
そして写真の「落合橋」が架けられていた場所には、現在新しい人道橋の「落合橋」が2004年3月にかけられました。
2013年落合橋1.jpg2013年落合橋2.jpg
(元の落合橋の場所に架けられた人道橋の「落合橋」) (現在の落合橋の銘板)
26.永野川最下流域57年.jpg
(昭和57年撮影、落合橋下流方向、左側から流れる巴波川右岸に合流する)



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