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初冬の芝塚山に登ってきました。 [自然の恵み]

今日、日本各地から豪雪のニュースが聞かれていますが、北関東に有る私の街は、朝から強風が吹き付ける日となりました。特に我が家は西風がもろに当たる場所になるので、家の外に出ると冷たい風が肌を刺します。
風の当たらない所に行けばと思い、防寒対策をして家を出ました。案の定、栃木の街中は建物が風を遮ってくれるので、陽の当たる場所を歩くとそれほど寒さを感じないで済みました。
夕方に入り少し風も収まったのかも知れませんが、外出したついでに、芝塚山に登って見たくなりました。
芝塚山は栃木の街中から太平山に向かう道路際、栃木商業高等学校の手前に有る、標高55m程の低い山です。近くの平地でも標高が46m程になっていますので、比高は10m弱の高さの山です。
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歴史的に見ますと芝塚山は、昔「南柳山」とか「三法山」などと呼ばれ、山の東麓に小さな池が有り、池の中島には弁財天が祀られていたと言われますが、現在は道路が走り何の面影も残っておりません。又南麓には天台羽黒宗「佛法山北蓮寺」と言う修験の寺が有ったと言われ、山の中腹に一基の石仏が残っております。現在は滑り台やブランコが設置され、子供の遊び場になっています。
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山の東側中腹に「弁慶の太刀割石」と言われる大きな石が有ります。
源義経は兄頼朝の追跡から逃れ、奥州の藤原秀衡を頼って落ち延びる途中、ここ芝塚山に差し掛かった。暫らく休息を取る義経主従の一行は、これからの先行きに不安な気持ちを抱いていた。それを察した弁慶がこれを吹き払う為、傍らに有った大石に向かい「我が君の武運強ければ、この岩を裂かせ給え」と祈り、陣太刀引き抜き気合いもろとも二太刀切り付ければ、見事、大石は三つに切り裂かれたため、一行は勇気を得て無事藤原の館に落ちのびたと言われています。(長沼秀雄著 「わが町さんぽ」より引用)
芝塚山0.jpg
山頂には東屋やベンチも有り、夏季の早朝に上るとラジオ体操をする人も見かけます。又、低い山ですが360度視界が開けています。今日は風が強かった事も有り東には筑波山、北には雪化粧をした那須の山脈が望めました。
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