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栃木市泉町の常通寺 [堂々巡り]

栃木市内に浄土真宗の寺院は非常に少ないです。今回訪問する「常通寺」と、以前訪問をした岩舟町古江の「浄琳寺」のに2寺院です。
昭文社発行の地図「栃木市」に寺院の卍の記号が載っているのは、110カ所ですがその中で一番多い宗派は真言宗で50ヶ所、次は天台宗で18ヶ所、そして曹洞宗17ヶ所の順となります。
浄土真宗の始祖、親鸞聖人は承元元年(1207)35歳の時、法然の罪に連座して越後に流罪になりました。建暦元年(1211)2月17日、赦免も沙汰が有りましたが、親鸞聖人は京に戻らずにそれから3年後の建保二年(1214)に北関東に入っています。そしてこの時に岩舟町の「浄琳寺」を訪ねています。
そしてそれから約20年間関東地方に留まっていました。その間、下野・下総・常陸などに住んで念仏を広めています。真岡市高田には親鸞聖人が建立された唯一の寺院とされる「専修寺」が有ります。聖人はこの地に7年の間居住して、専修念仏の根本道場としています。
高田専修寺1.jpg高田専修寺0.jpg
(高田専修寺参道、突き当りが総門)      (御影堂)
栃木市泉町の「常通寺」は浄土真宗本願寺派になります。
正式には「竜化山 天正院 常通寺」です。ご本尊は阿弥陀如来立像になります。
常通寺は天保八年(1837)釈観遇法師が、現在の旭町に檀家のない無住の「円乗院」と言う天台宗の寺院の境内を借りて寺を建てたと伝えています。文久二年(1862)に焼失をした為暫らく仮仏堂でしたが、明治4年(1871)廃仏毀釈により円乗寺は廃寺となってしまいました。止むを得ず壇徒らと協議の上、現在の地を買収して、明治9年6月に移ったと言われます。(栃木市史を参考に致しました)
常通寺0.jpg常通寺1.jpg
(栃木市泉町の常通寺)
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