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栃木市大塚町の薬師堂 [堂々巡り]

今回は、栃木市大塚町癸生東坪に有る薬師堂を巡ります。
この薬師堂は元、真言宗豊山派「神明山真如院弘性寺」のものでした。弘性寺の開山は僧俊雅。享禄二年(1529)より正徳三年(1713)まで続いていました。檀家の人達は信仰心が厚く、寛文十二年(1672)に地蔵尊を建立、元禄十五年(1702)に薬師堂を建立。天下安穏・家内安全・厄病退散・五穀豊穣を祈願したと云われます。
正徳三年(1713)廃寺となりましたが、檀信徒によりその後も守られてきましたが、明治十四年(1881)、小倉川(現・思川)大洪水により流失してしまいました。しかし、薬師堂・地蔵尊は流失を免れ、その後も地元の人達によって守り続けられてきました。
本尊の鋳造(銅製)薬師如来座像は、昭和59年3月30日に栃木市の指定有形文化財(工芸品)となっています。
峯薬師1.jpg
この薬師堂、通称「峯薬師堂」と呼ばれています。その所在は、宇都宮街道の旧道が思川に架かる「保橋」に差し掛かる手前に、左に入る細い道が有ります。両側を大谷石の塀が架かっているので、通過するのに圧迫感有ります。その細い道を真直ぐ450m程進むと、田圃の中に交差点が有ります。そこを今度は右折して北に進むと、道路は一度左に折れ直ぐまた右に折れます。その先の突き当りの前方に小さな堂宇が見えてきます。
峯薬師3.jpg
宝形造りの屋根を載せた、南向き一間四面の小さいお堂です。お堂に向かって右手脇にこれも小さい、六体のお地蔵さんが並んでいます。
峯薬師2.jpg
この薬師堂の後方に見える雑木の向こう側には、思川が流れています。
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