SSブログ

来年の干支は申 [堂々巡り]

速いもので今年も後、残り1ヶ月余りと成りました。来年の干支は申。来年の事を言うと鬼が笑うと言いますが、そろそろ解禁でしょう。どこのスーパーマーケットやコンビニ店でも今、来年の年賀状印刷の受け付けも始まっていますから。
という事で今回は一寸した猿の話題です。
タイ王国、バンコクから北に130km程の所に「ロッブリー」と言う名の県が有ります。日本で良く知られる世界遺産の有る「アユタヤ」県の北隣りに位置しています。17世紀のアユタヤ王朝ナーラーイ王の時、オランダの侵攻を恐れた王は、このロッブリーに第二の都市(副都)を築き、すぐにでも遷都出来る様にしました。
この町に、300匹以上の猿が住み着いている寺院が有ります。「サーン・プラカーン」と言い、ロッブリー駅の直ぐ北側に建っています。
私は5年前の正月休み(1月2日)ロッブリーに旅しました。バンコクのフワランポーン駅(バンコク中央駅)からタイ国有鉄道北本線の列車に乗り出かけました。
ロッブリーへの旅0.jpgロッブリーへの旅1.jpg
(フワランポーン駅正面)                 (ロッブリーへの列車のチケット)
約3時間列車での一人旅、周りのタイの人達と会話する事も出来ずひたすら車窓から外の景色を眺めていました。
ロッブリーへの旅3.jpgロッブリーへの旅2.jpg
(車窓から見た仏塔)            (途中の駅で私の横に座っていた僧侶が下車)
ロッブリー駅に着くと、タイ国の中でも長い歴史を持つ町は駅の向かいに、「ワット・プラ・シー・ラッタナ・マハタート」と言うロッブリーで最も高い仏塔の有る寺院が迎えてくれます。
ロッブリーへの旅5.jpgロッブリーへの旅6.jpg
(ロッブリーの駅舎)                       (駅の向かいに建つ寺院遺跡)
「ワット・プラ・シー・ラッタナ・マハタート」と言う名前の寺院はタイ国内に数か所確認できますが、「ワット・マハタート」はタイ語の単語で、仏塔の有る仏教寺院のうち、マハタート(大いなる物質、つまり仏舎利・貴人の遺骨)の有る寺院。有名な物はアユタヤに有る木の根で覆われた仏頭が有る遺跡として有名。
このロッブリーの遺跡の歴史は古く、12世紀クメール時代に最初の仏塔が建てられました。その後数回にわたり増築、改築を行い色々な時代の仏塔が混在しています。
ロッブリーへの旅9.jpgロッブリーへの旅7.jpg
(広々としたワット・プラ・シー・ラッタナ・マハタート)
次に鉄道の線路沿いを北に少し行くと、線路脇に目的の寺院「サーン・プラカーン」が建っています。噂通り周辺には多くの猿が、餌を物色したり動きまわっています。我物顔で道路や鉄道線路にもたむろしています。
猿5.jpg猿1.jpg
(いたる所に猿の群れが)
猿の動きが気に成って、ゆっくる写真撮影も出来ず、すぐに線路の向かいに有る遺跡に移動しました。
こちらの寺院は13世紀クメール時代に建てられた、仏塔が3つ並んでいる「「プラ・プラーン・サーム・ヨート」です。
ロッブリーへの旅11.jpgロッブリーへの旅12.jpg
(町の中に建つ13世紀のクメール遺跡)
こちらの遺跡の周辺にも多くの猿がいます。この遺跡は内部に入る事が出来、内側から窓の鉄格子越しに猿を見る事が出来ますが、人間が檻の中にいて、猿の方から観察されている錯覚もします。
猿4.jpg猿6.jpg
(遺跡の窓にはめられた鉄格子の外にたむろする猿達)
街中のレストランで食事をしましたが、店頭にも猿の街らしく、ひょうきんな猿の置物が迎えていました。
猿2.jpg猿3.jpg
(ロッブリー街中のレストランで迎えてくれる猿の置物)
帰路もロッブリーの駅から列車でバンコクに戻りました。ロッブリー駅のホーム端に置かれた大きな黄金色の猿が見送ってくれました。
ロッブリーへの旅4.jpgロッブリーへの旅8.jpg
(ロッブリー駅到着時に購入した復路のチケット)  (ホームで見送ってくれる黄金色の猿)
ロッブリーは遺跡と猿の町でした。この町では毎年11月の最後の日曜日にロッブリー駅前にて「猿祭り」が開けれるそうです。
尚、ロッブリーは遺跡や猿の他に、ひまわり畑が有名です。日本ではひまわりの花は暑い夏の花ですが、タイでは11月中旬から12月に咲きます。ロッブリーの郊外には一面のひまわり畑が広がり、毎年12月頃には「ひまわり祭」も行われます。
ヒマワリ畑1.jpgヒマワリ畑2.jpg
来年、良い年でありますように。 これは少しまだ早いかな!
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0