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東京都文京区目白台の新江戸川公園を訪れました。 [歩く]

東京23区内に立派な公園が幾つも有ります。日本の人口の1割以上が集まり、高層ビルが林立する大都会の中に、緑豊かな公園が整備されているのに、驚きと羨望を感じています。
今回訪れた「新江戸川公園」は、面積が約1.85ヘクタールと、比較的こじんまりした公園です。
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現在は文京区が管理する公園になっていますが、庭園入口「中門」横に建てられた案内板によると、この庭園は「肥後熊本細川侯下御殿の面影を残す池泉回遊式庭園」と有り、説明文には「大名の下屋敷から細川家へ」として、≪この地は、江戸中期以来旗本の邸宅となりました。江戸末期には、徳川三卿のひとつ清水家の下屋敷となり、のち一橋家の下屋敷に転じ、幕末に、肥後熊本54万石の藩主細川越中守の下屋敷、抱屋敷となりました。≫さらに「公園の開設」とつなぎ、≪第二次世界大戦後、数度にわたって所有者が変わり、その後、昭和36年(1961)9月、都立公園として開園した後に、昭和50年(1975)4月、文京区に移管されて現在に至っています。≫と記されています。
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正門を入った所、左手奥の建物は「松聲閣」は、明治時代に細川家下屋敷跡に学問所として建設され、大正時代に改修された木造2階建ての建物で、≪松聲閣から庭園を見た景色は、目の前に広がる池、左手の斜面地の林、燈籠のようすなど明治期からの変わらぬ風情を留めています。≫と説明されています。
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松聲閣前に設けられた椅子に座り、庭園を眺めながら用意したおにぎりを頬張りました。この場所は案内板にビューポイントの一つとして記されています。目の前に梅の木が緑の葉を付けています。早春の梅の花が咲く頃に、また訪れてこの風景がどのように変わるか見てみたいと思いました。
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食後ゆっくりと庭園内を散策しました。木陰は今日の蒸し暑さから解放してくれます。
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一面緑の木々に覆われた庭園に、ポツリポツリと赤い曼珠沙華が彩りを添えていました。

新江戸川公園の東隣り、坂の上には江戸時代から戦後にかけて所在した、広大な細川家の屋敷跡の一隅に有り、細川家に伝来する歴史資料や美術品等の文化財を管理保存・研究し、一般公開を行っている「永青文庫」が有ります。
現在は10月2日まで平成28年度夏季展「歌仙兼定登場」が、開催されていました。
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展示品の国宝や重要文化財の太刀や細川忠興所用の「黒糸威二枚胴具足」等々を見て、その繊細な美しさを堪能しました。
今回は地下鉄「早稲田」駅から早稲田大学「演劇博物館」を観賞、都電早稲田駅前を歩き、神田川左岸沿いを新江戸川公園へ。その後「永青文庫」、日本女子大学「成瀬記念館」を見て歩きました。距離的には2キロメートル足らずのコースになりますが、展示館や公園内を見て歩いた為、総歩数は11,527歩となりました。駅構内の階段の上り下りも有り、帰りの電車内では、ほど良い疲労と振動で、しばし眠りに落ちていました。

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