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百八燈流し(栃木市巴波川) [祭]

今日、8月6日は栃木市夏の風物詩「巴波川、百八燈流し」が行われました。
昼間は久々にうだる様な暑さが戻り、我家はまるで蒸し風呂状態、夕方には家の中より外に出た方が、風も有って気持ち良く感じる様になって来たので、歩いて百八燈流しが行われる、巴波川の幸来橋に向かいました。東の空には丸い月が顔を出していました。
幸来橋の袂に到着した頃には、巴波川の川面に幾つもの燈籠がほのかな光を発して流れています。
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川の両岸には御神船が来るのを待つ人達が、思い思いの場所を見付けて、その時を待っています。
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私も人垣の合間を見付け待つ事に。御神船が来るまで、川面を流れて行く燈籠のほのかな光のあとを目で追います。多くの燈籠が風の影響で、川の左岸寄りに流れて行きます。
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ただ一燈だけで流れるもの、三燈四燈とまとまって流れるものなど。燈籠には奉納した人の願いが書かれています。
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静に流れる燈籠を眺めている内に、下流側から待ちかねた御神船が川を遡って来ました。
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私の目の前を通過した御神船は幸来橋の直ぐ下で停泊、上流から神様が乗った小舟を待ちます。
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神様をお迎えした後、神主さんの指示に従い会場にいる人達と共に御神事が執り行われました。
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御神事を終えた後、御神船は又川を下って行きますが、この時を待っていた様に川岸の人だかりの中から、「こちらに下さい!」「こっちに投げて!」「お願いします!」などの掛け声が飛び交い始めました。
それに応じて御神船から、それまで船べりに立てられ火を燈していたロウソクが船上から岸に向かって投げられます。お産をする家ではこのロウソクに火を燈すと、ロウソクが燃え尽きるまでに赤ちゃんが生まれると言われ、出来るだけ短いロウソクを競って取っていたと、昔から言われています。
私は、そんなやり取りを後にして、大通りで行われている踊りの会場に移動しました。
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