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ニホニウム通り(埼玉県和光市)を歩く [歩く]

埼玉県和光市に「ニホニウム通り」と命名された通りが出来たと言うので、歩いて見ました。
スタート地点は東武東上線の和光市駅南口です。ニホニウム通りは和光市に有る「理化学研究所」の研究グループが113番目の新元素を発見したことを記念して、和光市駅から理化学研究所までの延長1.1キロメートルの歩道に、その新元素名「ニホニウム」を付けたものだそうです。
和光市駅南口.jpg
そしてその駅から理研までのニホニウム通りの路面に、原子番号1番の水素「H」から113番のニホニウム「Nh」までの元素記号を入れた青銅製の路面板を埋設するという事で、駅前からそのプレートを辿って、原子番号1番「水素」、2番「ヘリウム」、3番「リチウム」と順番に見つけて歩きます。
1水素.jpg2ヘリウム.jpg3リチウム.jpg
原子番号6番「炭素」、7番「窒素」、8番「酸素」などの知った名前を見付けては、足取りも軽くなります。
6炭素.jpg7窒素.jpg8酸素.jpg
初めて聞いた様な原子名では、チョッと足も止まってしまいます。比較的歩行者も少なく順調に進むと、原子番号39番「イットリウム」の先が無くなりました。場所は丁度東京外環自動車道がトンネルと成って下を交差する地点で、歩道の脇に新たに建てられたモニュメントが目に入りました。
ニホニウム通り1.jpgモニュメント1.jpg
(歩道に埋設されたプレートが並ぶ)(ニホニウムの記号Nhのモニュメント、下は東京外環道)
モニュメント2.jpg
(モニュメントの左側面には原子番号の「113」が。今歩いて来た歩道にはプレート)
モニュメント3.jpg
(モニュメントの右側面には理化学研究所のマークが。この先の歩道上にプレートは無い)
ここまで原子番号1番「水素」から39番「イットリウム」まで39枚のプレートが続いて埋設されて、途中歩道の街灯にも「二トリウム通り」を示す幟なども有りましたが、このモニュメントの前で終わっています。
39イットリウム.jpgニホニウム通り2.jpg
少し辺りの脇道を探してみましたが、やはりプレートは見当たりません。そこでとりあえず理化学研究所の所まで歩く事にしました。東京外環自動車道を渡り、東側の側道に設けられた歩道を南に歩きます。
ニホニウム通り3.jpg
(写真右手の草地の下を東京外環自動車道が走っています。脇の歩道を歩きます)
車道を渡った門に、又別のモニュメントが設置されています。元素の周期表を表わしたプレートです。原子番号113番のニホニュウムの所が、一段と輝いています。
モニュメント4.jpgモニュメント5.jpg
(交差点角のポケットパークに建てられた、元素周期表のモニュメント)
ニホニウム通り4.jpgニホニウム通り5.jpg
(ニホニウム発見の町をPRする表示も) (歩道沿いに「ニホニウム通り」の道路標示も建つ)
東京外環道路の東側に沿った程を、理化学研究所に向かって歩きます。
ニホニウム通り6.jpg
(理化学研究所への歩道を歩く。この辺りにはプレートはまだ埋設されていません)
途中、県道109号線と国道254号線(川越街道)の広い車道を横断しますが、ここは歩道橋を利用して渡る事に成ります。県道を渡る歩道橋の上からこれから歩く歩道上に、何故か路面板1枚が埋設されているのが見えました。近づいて確認すると、原子番号83番「ビスマス」の表示が有りました。(その時点ではなぜこんな所に1枚だけ設置されているのか疑問でしたが、帰宅後調べてみると、≪ニホニウム原子は原子番号30番の「亜鉛」を加速して、原子番号83番の「ビスマス」にぶつけ、核融合させる方法で合成したもので、その寿命は出来てからたった1000分の2秒と短く、瞬く間にほかの元素へと壊変して行きます。≫という事で、現在設置された39番までにある「亜鉛」と一緒にニホニウムにとって欠かせない原子「ビスマス」のプレートだけ先行して、決められた設置箇所に埋設されている事が分かりました。)理化学研究所ホームページや東京新聞ほっとWebの記事等を参考にしました。
ニホニウム通り7.jpg30亜鉛.jpg83ビスマス.jpg
(県道の歩道橋から)(所定の場所に有った「亜鉛」)(1枚離れて先行設置の「ビスマス」)
国道254号線(川越街道)の歩道橋を渡ると、理化学研究所前に。そこから少し南に下がった所に西門。その西門の脇に、120センチメートル四方と言う大きなサイズの、ニホニウム(Nh)のプレートがまだ埋設されずに立て掛けられていました。
理化学研究所西口.jpg
(理化学研究所西門脇に立てかけられた、原子番号113番の「ニホニウム」のプレート)
和光市ではこのニホニウム通りの有る市道の名称を「524号」と「527号」から、ニホニウムの原子番号に因んだ「市道113号」に変更をしています。
モニュメント6.jpg
(市道113号線となる「ニホニウム通り」、右側が和光市の市章)
※帰宅後に確認をしたところ、路面板の埋設は現在原子番号1番「水素」から39番「イットリウム」と原子番号83番「ビスマス」の合計40枚で、残りは寄付金の集まり具合にも寄りますとの事でした。
 
「ニホニウム通り」1.1キロメートルのウォーキングでは少し物足りなかったので、その後は理化学研究所の敷地の周囲を一周(約3キロメートル)して、そこから西隣の「和光樹林公園」のジョギングコースなどを歩いて来ました。総歩数15,244歩と成りました。
蒸気機関車.jpg理化学研究所正門.jpg
(和光市立第四小学校に有ったC1285)  (理化学研究所正門)
※C1285蒸気機関車は理化学研究所の東側に隣接している、和光市立第四小学校の校庭の南端道路際に展示されていました。近くの説明板には1970年12月に日本国有鉄道から無償貸与を受けて、この地に配置されたと記されています。
和光樹林公園1.jpg和光樹林公園2.jpg
(和光樹林公園の芝生広場)         (ジョギングコース1,000m)
※アンツーカーのジョギングコースは、とても歩きやすかったです。多くの和光市民がジョギングを楽しんでいました。
ついでに、和光市のマンホールの蓋もしっかり撮影して来ました。
和光市マンホール蓋1.jpg和光市マンホール蓋2.jpg
(和光市のデザインマンホール蓋)(標準マンホール蓋、中央に和光市の市章)
和光市マンホール蓋3.jpg和光市マンホール蓋4.jpg
(和光市配色違いのカラーマンホール蓋、2種類)
ちなみに和光市のデザインマンホール蓋の図柄と成っているのは、市の花「ツツジ」と市の木「イチョウ」です。中央の市章のデザインは、輪に光の漢字をデザイン化したもの。


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コメント 1

アッシュ

こんにちは
和光市のニホニウム通り、良いですね(^^♪
記念碑とか結構こった作りになっているんですね。
by アッシュ (2018-04-11 13:16) 

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